移住後に知った石垣島の隠れたおすすめ:マグロ

移住後に知った石垣島の隠れたおすすめ:マグロ

こんにちは、ananasです。
私は石垣島に暮らすようになって、マグロが好きになりました。

島に暮らし始めた当初、ここはサンゴ礁いっぱいの美しい海に囲まれたトロピカルな島だから、近海に生息する魚たちもきっと青かったり黄色かったりピンクだったり、カラフルな熱帯魚ばかりだろうと思っていたのですが、初めて呼ばれたお友達のお家で出されたのはなんと、その日釣れたばかりだというマグロのお刺身!正直とても驚きました。
しかもそのお刺身は、私がそれまで食べてきた「マグロ」とは全く別の魚なんじゃないかと思うような味と食感。美味しい!
お刺身といえばタイやヒラメのような白身派だった私も、その日以来すっかりこの島のマグロのファンになりました。

石垣島で水揚げされるマグロの種類

石垣島では、島のすぐ近くを北上している黒潮のおかげで、年間を通してマグロを楽しむことができます。
4月から6月頃はクロマグロ(本マグロ)、8月から3月はメバチマグロ、11月から4月がビンチョウマグロ、キハダマグロはほぼ通年・・・なんと、日本で漁獲される全種類が季節ごとに水揚げされているのです。
しかも、その全てが石垣島の港から船で数時間程度の近海に漁場があるため、冷凍することなく生のまま港に届きます。

“コリコリマグロ”

新鮮なうちにさばかれたマグロ特有の身のしまりで生まれる食感は、島では“コリコリ”という言葉で表現されます。
本州では、マグロは熟成させて身を柔らかくし、旨味成分を増幅させて食される場合も多いと思いますが、その対極の美味しさをここでは体験できるわけです。
お菓子のグミキャンデーの食感に例える人もいるくらい弾力があり、味わいはさっぱりしていて、いくらでも食べられます。

新鮮マグロは“さしみや”でGET

港で水揚げされたマグロは、漁協でセリにかけられ、島内の小売店に渡ります。
スーパーや商店にももちろん卸されるのですが、新鮮なマグロを手に入れたいと思ったら私は必ず“さしみや”をのぞきます。
本州でいうところの鮮魚店ですが、私が知る限りでも島内に30軒近くあり、ほとんどが個人経営店。

その名の通り、魚介類を姿のまま販売するというよりも、その日水揚げされたものをお刺身の形にして販売しているところが多く、パックに山盛り詰めてびっくりするほど安く売ってくれます。見た目に透明感があってプリプリと輝くマグロのお刺身を見つけたら、それがコリコリマグロです。

まとめ

石垣島は、サンゴ礁と熱帯魚の島ではなく、黒潮とマグロの島でした。というと言い過ぎかもしれませんが、本当にこの島の人々はマグロをこよなく愛しています。
今回ご紹介したお刺身の他にも、島で食べられるマグロ料理は多彩です。
目玉の煮付け、心臓の甘辛煮、胃袋のチャンプルー、尻尾の付け根の唐揚げ、骨やアラからとった出汁で食べるおそば・・・。
島の人が昔から、マグロ丸ごと、ほとんどの部位を無駄にする事なく大事に食べてきたことがわかります。
島内にはマグロ料理の専門店もありますので、是非ご来島の際には南の島の美味しいマグロ、体験してみてくださいね。

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