こんにちは!
今回は、ホッと一息つきたいお茶の時間にピッタリな、香り高いフーチバー(ニシヨモギ)で作るヨモギ団子とヨモギ蒸しパンをご紹介します。
ヨモギ蒸しパンは小麦粉と米粉の2バージョン、レシピをのせているので、「グルテン平気だよ~」という方も小麦アレルギーをお持ちの方も、ぜひお試しください♪
アク抜き不要♪ヨモギペースト 作り方
まず、ヨモギ団子とヨモギ蒸しパンの両方に使える、フーチバーのヨモギペーストを作ります。
- 大きいボウル(直径24cmほど)に山盛りのフーチバーを用意します(JAゆらてぃく市場で販売しているヨモギ1袋分)。
- 葉を茎から摘みとり、両面を流水で丁寧に洗います(茎は固いので使いません)。
- 水気を切った葉をザク切りにして耐熱皿に入れ、ふんわりラップします。
600Wのレンジで1分30秒加熱します。 - ミキサーかフードプロセッサーに移し、刃がスムーズに回るまで水(~50ml)を少しずつ加えながら粉砕します。
1分ほど粉砕したらヨモギペースト(約240g)の完成です♪
水気を切らずに保存袋に移し、冷凍保存します。
冷凍で2ヶ月間保存可能。必要量をパキッと割って、自然解凍して使います。
団子や蒸しパンの他にもパンケーキやクッキーなど、お好みのお菓子生地に加えて、手軽に和風のヨモギスイーツを楽しんでみてください。
モチモチ♡フーチバーのヨモギ団子 作り方
ほんのり甘い草の香りが懐かしい和風おやつ。
黒糖や黒蜜をかけても美味しいですが、あんこをトッピングすると、フーチバーの風味が生きてさらに美味しくなります。
串団子にしたり、おうちカフェ風にクリームや豆乳プリンと合わせてパフェにしたり、その日の気分に合わせて楽しくアレンジしてみてください。
[材料 11個分]
白玉粉…100g
ヨモギペースト…(水気を切らずに)80g
絹ごし豆腐…約30g
[準備]
- 白玉粉をフードプロセッサーでパウダー状にしておきます。
- 鍋にお湯を沸かします。
ボウルに白玉粉とヨモギペースト、絹ごし豆腐15gを入れ、手でしっかり混ぜます。 - 豆腐を少しずつ加えながら、生地が耳たぶくらいの柔らかさになるまでこねます。
- 生地を等分して団子状に丸め、沸騰したお湯で茹でます。
団子が浮いてきたら、さらに3分茹でます。 - ザルにあけ、冷水にさらします。
茹でたそうめんを洗う要領で、2~3回水をかえながら、表面のヌメリを軽く落とします。
水気を切ったら出来上がり♪
ラップして冷凍保存します。解凍時はラップをとり600Wレンジで2分ほど加熱。
絹ごし豆腐のお陰で、冷凍後解凍してもモチモチ食感は変わりません。
【小麦粉ver.】 あんこ入りヨモギ蒸しパン 作り方
数年前にテレビで紹介されていた、料理研究家・飯島奈美さんのサツマイモ蒸しパンを参考にさせていただきました。
「しっとり」「フワッ」としたやさしい食感で、噛むにつれてフーチバーの甘みが口いっぱいに広がります。お好みであんこを増やしても、プレーンなヨモギ蒸しパンにしても美味しいですよ。
材料のマヨネーズに驚かれる方もいらっしゃるかと思いますが、実は、マヨネーズにはお菓子の生地を膨らみやすくする効果があるんです。
ホットケーキがふんわりとならないのは、小麦粉のグルテン(たんぱく質)がかたく結合してしまうから。生地にマヨネーズを混ぜて焼くと、乳化された植物油や酢がグルテンの形成に影響を与えるため、生地がふくらみやすく、やわらかになります。さらに表面はサクッとした食感に。裏面を焼く時はふたをして焼くと、よりふんわりとできあがります。
加えても味には影響しないのでご安心を♪
[材料 直径7cmマフィン型4個分]
☆薄力粉…120g
☆ベーキングパウダー…小さじ1と1/3
卵…1個
牛乳または豆乳…卵と合わせて100g
★砂糖…65g
★塩…少々(親指と人差指で自然につまめる量)
★サラダ油…10g
★マヨネーズ…10g
★ヨモギペースト…(水気を切らずに)50g
あんこ…80g
[準備]
- マフィン型にアルミカップを敷き、蒸し器にお湯を沸かします。
- あんこを20gずつ計量しておきます。
- 大きいボウルに☆をふるい入れます。
- 別のボウルを計量器にのせ、数値をゼロにリセットして卵を割り入れます。
重さが100gになるまで牛乳を加え、軽く混ぜます。 - 2のボウルに砂糖を加え、泡立て器で混ぜます。
さらにサラダ油とマヨネーズを加え、1秒に3回混ぜるスピードで1分間グルグルと混ぜます。 - 1のボウルに3を流し入れ、練らないように混ぜ合わせます。
泡立て器で生地をボウルの底からすくい上げ、羽根の間を通過させながらボウルに落とします。
もう片方の手でボウルを回しながら30回ほど混ぜたら(粉のダマが残っていても)、ストップします。 - 生地をカレースプーン2杯分ずつ型に入れます。
それぞれ真ん中にあんこをおき、残りの生地を等分に入れます。
- 蒸し器のフタに布巾やタオルを当てて水滴の落下を防ぎ、強火で15分ほど蒸します。
- 蒸しパンの真ん中に竹串をさして液状の生地がついてこなければ、フタを取った状態で強火のまま1分加熱します。
- 火からおろし、型から出して粗熱を取ったら出来上がり♪
アルミカップを取り、ラップして密閉容器に入れ冷凍保存します。
ラップしたままレンジで数十秒、解凍すると、しっとりした食感に戻ります。
【米粉ver.】 あんこ入りヨモギ蒸しパン 作り方
小麦粉バージョンにはない「泡立て」の作業が加わりますが、このひと手間のおかげで小麦粉バージョンを上回るほどのきめ細かさに…(๑´ڡ`๑)蒸しパンというよりかるかんに近い、上品なしっとり食感の米粉おやつです。
[材料 直径7cmマフィン型6個分]
☆上新粉…90g
☆ベーキングパウダー…小さじ1と1/3
卵…1個
砂糖…60g
★牛乳または豆乳…60g
★塩…少々(親指と人差指で自然につまめる量)
★サラダ油…10g
★マヨネーズ…10g
★ヨモギペースト…(水気を切らずに)50g
あんこ…120g
[準備]
- 上新粉をフードプロセッサーに30秒かけて細かいパウダー状にしておきます(プロセッサー本体とフタの隙間を布巾などでふさいでおくと、粉が舞うのを防げます)。
- マフィン型にアルミカップを敷き、蒸し器にお湯を沸かします。
- あんこを20gずつ計量しておきます。
- 大きいボウルに☆を入れ、スプーンなどで混ぜます。
- 小さいボウルに★を入れ、泡立て器で混ぜ合わせます。
- 別のボウルに卵と砂糖を入れ、ハンドミキサーで6分立てにします。
ハンドミキサーの羽根ですくうと細く流れ落ち、落ちた跡がすぐに消える状態になればOKです。
- 1のボウルに2を加え、ゴムベラで切り混ぜます。
- 粉っぽさがなくなったら、3を一度に加えます。
- 泡立て器で生地をボウルの底からすくい上げ、もう片方の手でボウルを回しながら30回ほど混ぜます(サラサラした液状でOK)。
- アルミカップの1/2の高さまで生地を入れます。
それぞれ真ん中にあんこをおき、残りの生地を等分に入れます。 - 蒸し器のフタに布巾やタオルを当てて水滴の落下を防ぎ、強火で15分ほど蒸します。
- 蒸しパンの真ん中に竹串をさして液状の生地がついてこなければ、フタを取った状態で強火のまま1分加熱します。
- 火からおろし、型から出して粗熱を取ったら出来上がり♪
アルミカップを取り、ラップして密閉容器に入れ冷蔵保存します。
ラップしたままレンジで軽く温めるとしっとりした食感に戻りますが、冷たいままでも美味しく召し上がれます。
フーチバーのヨモギ団子とヨモギ蒸しパン。いかがでしたでしょうか?
新鮮なフーチバーをペーストにして冷凍しておけば思い立ったときにすぐ作れるので、身近な野草――フーチバーの繊細な香りやノスタルジックな色あいを手作りおやつに取り入れて、秋のおうちカフェタイムにぜひ、楽しんでみてください。