石垣島の観光スポット 石垣島鍾乳洞

Fuyuです。少し前にサビチ鍾乳洞に行きましたが、今度は石垣島鍾乳洞です。雨の日にお勧めの全天候型観光施設です。(^^)/

石垣島の鍾乳洞

石垣島には公開されている鍾乳洞が3つあります。「石垣島鍾乳洞」「八重山鍾乳洞」「サビチ鍾乳洞」です。そのほかにも一般の人が入ることが許されていない鍾乳洞は、無数にあります。宮古島や沖縄本島にも同様に数えきれないくらいの鍾乳洞があります。琉球諸島や宮古・八重山諸島は、島の周囲をサンゴ礁が取り巻いており、島そのものも、その多くがサンゴ礁由来の海洋石灰岩(琉球石灰岩)で出来ています。それが隆起してさらに年月が経ったものが鍾乳洞になっています。学校で習ったように、地上の石灰岩は雨と二酸化炭素が岩石の間に浸透し、化学作用のため岩石が溶け出して洞窟を作り出します。

石垣島鍾乳洞

ここは石垣島最大の観光鍾乳洞です。<地図>

もともとマリア牧場にある鍾乳洞ということで「マリアイザー」。のちに、「竜宮城鍾乳洞」とも呼ばれていました。昭和48年(1973年)の愛媛大学学術探検部の調査により、この鍾乳洞が全長3,200mと発表され、現在「石垣島鍾乳洞」として公開されているのはそのうちの660mです。「石垣島鍾乳洞」と隣の「八重山鍾乳洞」は同じ一つの鍾乳洞の別の部分ですが、運営する企業が異なるため、別々に公開されています。現在確認済みの洞窟のさらに先にはまだ未確認の鍾乳洞が複数個所あるようです。鍾乳洞の全長は沖縄本島の玉泉洞が全国5位で、4,500mありますが、これを上回る可能性もあります。

この鍾乳洞の特徴の一つは、鍾乳石の成長が日本一早いことです。通常は1cm伸びるのに200~500年必要といわれていますが、石垣島鍾乳洞はこの10倍の速さで成長するそうです。洞内通路では、この20年で約1㎝ほどの厚みの堆積物が見られるそうです。

洞内には、一部、白くつやつやした鍾乳石や、キラキラ輝く石が見られますが、これは成長が速いために観覧者の排出する二酸化炭素によって汚染されないためだそうです。

南大東島の「星野洞」も同様の速さで鍾乳石が成長するそうです。

生物

私は会えませんでしたが、横を歩いている人が「おっコウモリだ」と言っていました。ここには「ヤエヤマコキクガシラコウモリ」という蝙蝠がいます。運が良ければ見られるようです。

入洞口には日本最大の蝶「オオゴマダラ」のケージがありますが、私が訪れた時には姿は見えませんでした。おなじく「ヤシガニ」のケージが2つあり、そちらには大きなヤシガニがいました。が、なにしろ夜行生物なため、全く動きませんでした。外にはヤギが繋がれていました。

昭和のにおいを色濃く漂わせる平成の観光地でもあります。

アクセス

車(レンタカー、タクシー)がお勧めです。市街地から県道208号線を北上し、バンナ公園手前南側を大きな看板に従って左折します。

バスは、東バス 7番系統 吉原線のバス停「自然村入口」です。離島ターミナル前のバスターミナルから出ています。鍾乳洞までは800m歩いて15分ほどです。バスの本数が少ないので、あまりお勧めではありません。

なお同じ地区に「八重山鍾乳洞」があり、こちらも大きな看板が出ていますが、「石垣島鍾乳洞」とは別ですので、間違わないようにしましょう。

注意点としては、滑りにくい靴を履いていくということです。いつでも洞内の床は濡れていますので、足元に注意してください。車いす・ベビーカーは不可です。

営業時間 9:00~18:30 入場は18:00まで 所要30~40分ぐらいです。年中無休

入場料 大人:1,100円 小人:550円

(2020年12月1日以降 大人:1,200円 小人:600円となります)

Email : ishigaki@gyokusendo.co.jp

TEL: 0980-83-1550

住所:沖縄県石垣市石垣1666番地

駐車場あり。食堂、土産物店が併設されています。

運営会社はアメリカ統治下の時代に、沖縄本島で玉泉洞(現おきなわワールド)をオープンさせ「ガンガラーの谷」なども運営している「株式会社南都」という会社です。

なお、東バスや商店など、いろんなところで割引券が置いてあります。それを持っていくと入場料は990円になります。

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