石垣島のぬちぐすい「ミズレモンをいただく」

石垣島のぬちぐすい「ミズレモンをいただく」

こんにちは!ゆるきゃんです。

石垣島でとれる希少なミズレモンは、パッションフルーツの一種です。通常流通しているパッションフルーツの品種とは酸っぱさの強さがことなり、味わいは甘く華やかな香りがします。市場にあまり出ない品種ですが、とてもおいしいので見つけた時は食べてみる価値ありです。そこで今回はミズレモンについてご紹介します。

1.ミズレモンの特徴

2.ミズレモンはどんな味

1.ミズレモンの特徴

日本語では「ミズレモン」とも呼ばれ、英語でWater Lemon と書きます。ブラジル原産のトケイソウ科のつる性宿根草で花は紫色でユニークな形をしていて、その芳香は華やかなところが特徴です。

ミズレモンは細長くて楕円形、本物のレモンを小さくしたような形でをしています。黄色い表面はすべすべしていて肌ざわりが良いです。大きさはパッションフルーツよりひと回りは小さいです。

以前は「チュウチュウパッション」と呼ばれていた時期があり、ミズレモンは柔らかい実のため軽くもんでからヘタの部分をちぎってチュウチュウと吸って食べられることから、そう呼ばれていたようです。

表面が赤く硬いパッションフルーツとことなり、シワができなくてもすぐに食べられます。ミズレモンは耐寒性が弱いため、亜熱帯の石垣島での栽培に向いています。挿し木で殖やせますが、開花までに3~4年くらいかかります。

2.ミズレモンはどんな味

ミズレモンを横半分に切るとこのような感じです。

中にはゼリー状の仮種皮(かしゅひ)に包まれたみずみずしい種(たね)がたっぷりとつまっていて、切ったとたんに部屋中に良い香りが充満します。

種(たね)をスプーンですくいながら食べますが、一口食べたら初めての食感と香りにきっと新鮮さを感じるでしょう。好みもありますが、人によってはミズレモンの個性的で爽やかな風味がクセになってしまうこともあるかもしれません。

ミズレモンの中をスプーンですくって食べた後は真っ白な空洞になり、そこに胎座が見えてきます。観察しているととても面白く、胎座はブラシ状にフサフサとしていて、ここで種(たね)を支えていたのが良く分かります。よくスイカやメロンのように内側にあるのを見かけますが、ミズレモンは壁面についているので最後まで楽しませてくれます。

『石垣島のぬちぐすい「ミズレモンをいただく」』はいかがでしたか?

なかなか市場に出回らないようなので、ぜひ見かけたら試してみてくださいね。

 

 

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