石垣島の美術館・博物館 みんさー工芸館

石垣島の美術館・博物館 みんさー工芸館

Fuyuです。八重山の織物の代表「みんさー織」の織元に行ってきました。石垣島を歩いていると、いたるところに「みんさー柄」があふれています。気にならないわけがありません。そのミンサー柄の展示施設、「みんさー工芸館」が、石垣島の中心部にあります。「八重山みんさー織 織元 あざみ屋本店」に併設されている施設です。<地図>

みんさー織

みんさー織、古くは「みんさーふ」と呼ばれる藍染めの帯でした。真田帯のような細い木綿の帯です。名称は綿狭織(めんさおり)の略ではないかと言われています。

婚約の証として、女性から男性に贈られる特別な模様の絣柄で、通い婚だった時代、「いつの世までも、私のもとに通ってください」という思いを込めて、藍色の布に五つの■(いつの)と四つの■(よ)(絣柄)が交互に並んだ模様を織り込んだということです。(#^^#)

八重山で木綿の栽培が始まったのが約400年前、そこに九州方面から絣の技法が伝わってきたものともいわれています。「みんさー織」は竹富町が発祥と言われ、竹富町と石垣市に残っています。

明治以前は、八重山地方で人頭税として女性は織物が課されており、過酷な納税制度の一部として受け継がれてきました。今では赤・黄・緑などカラフルな色彩で織られ、キーホルダー、バックなど様々な商品が生産されています。

現在では、石垣市と竹富町で織られたみんさー織は「伝統工芸品」の指定を受けています。

みんさー工芸館

染料や糸となる植物の紹介から、伝統的なデザインから最新のミンサーへ時代を追って展示されています。(写真では紹介できませんが)パリコレへの出品作や、石垣島出身の歌手、夏川りみさんがNHK紅白歌合戦で着用した衣装も展示されています。バッグなども多数紹介されています。

販売

着物や洋服、ハンドバック、小物などいろいろな作品が展示販売されています。しゃれたお土産にキーホルダーなどもあります。かりゆしシャツもあります。

手織り体験

体験工房で、みんさー織の手織り体験ができます。所要30分から。4コースあり、コースターやタペストリーなど。仕上がりは持ち帰りできます。(要予約)

Aコース(コースター)                     \1,500.- 約30分

Bコース(テーブルセンター)           \2,500.- 約40分~50分

Cコース(テーブルセンター大)       \3,500.- 約60分~90分

Dコース(タペストリー)                 \8,500.- 約3時間~4時間

アクセス

石垣市登野城909 (八重山警察署向かい)

TEL: 0980-82-3473(予約・問い合わせ)

営業時間:9:00~18:00(年中無休)

E-Mail: ishigaki@minsah.co.jp

バス:東バス 10番系統 みんさー工芸館 下車

他の展示館など

「みんさー工芸館」のほかに

「石垣市伝統工芸館」

みんさー工芸館のすぐそばにあります。同じ道を西方向に100mのところにあります。ミンサー織の資料の見学、購入ができます。<地図>

  • 「石垣市伝統工芸館」は2021年3月末まで館内改装のため閉館中です。
みね屋工房・工芸館

「花織りミンサー」が紹介されています。名蔵湾沿いで、大きな駐車場があります。<地図>

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