石垣島の観光スポット 石垣焼窯元

Fuyuです。島の西側、名蔵湾岸の「石垣焼窯元」に行ってきました。ここはずいぶんすごい窯元でしたのでご報告します。<地図>

この窯元の作品は、大英博物館、ギメ東洋美術館、チューリッヒデザイン美術館、ヨーク美術館(イギリス)、デザイン・ミュージアム・デンマークに作品が収蔵されているほか、世界の美術展での受賞が相次いでいます。

入り口通路の壁には上皇・上皇后両陛下がおいでになった時の写真が並んでいます。

建物の入り口から入ると、左右に観覧者用のギャラリーと陶芸体験教室がありました。

歴史

与論島から来島した先代、金子喜八郎により始められた石垣焼窯元は、鹿児島の「よろん焼」の暖簾分けにより誕生したものです。

この工房と「天目茶碗」との出会いは、先代金子喜八郎が、写真集「古寺巡礼」で有名な土門拳の弟子であった時に、アシスタントとして京都に滞在し、天目茶碗に出会ったそうです。

福岡の小石原焼に伝わる「飛び鉋(とびがんな)」などの技法は、古くからの八重山焼にも門外不出の技法として伝えられていました。これらを見て、撮影の仕事で御縁のあった与論島に窯元を作りました。そして、その材料は沖縄一帯から集めていました。

石垣焼窯元の特徴は「油滴天目」です。

天目茶碗の代表としては、東京の「静嘉堂文庫」や大阪の「藤田美術館」、京都の「大徳寺龍光院」所蔵の「曜変天目茶碗」があり、これらは国宝です。「MIHO MUSEUM」にもあり、こちらは重要文化財です。

天目は酸化鉄だけを含む黒釉を使います。石垣焼窯元では火力の微妙な調整をすることで油滴を作り出すこと成功しました。

さらに現在の石垣焼は、不可能と言われていたガラスと陶器を融合させることも実現しています。

ギャラリー

石垣焼窯元の作品(商品)が並べてあり、購入できます。

銀に近い灰色の地に、お店では石垣ブルーと呼んでいるブルーの濃淡が美しい作品が並びます。小さい照明に照らされた陶器は、美しく光っています。

上皇后陛下がお求めになったというネックレスと同様のものも販売されています。

体験陶芸教室

予約:前日18:00までに予約が必要です

コース:石垣焼コース・シーサーコース・電動ロクロコース(休止中)

・ブライダルコース(両親へのプレゼント)・引き出物コース

受付:9:00~11:00 / 13:00~16:00

料金:5,500円 道具レンタル一式・作品焼成代込み ブライダルコースは15,000円

作品は焼成後着払いで郵送 家族割引・誕生日割引などあります。

所要時間:60~90分

データ

住所:〒907-0021 沖縄県石垣市名蔵1356-71

TEL : 0980-88-8722

Mail: webmaster@ishigaki-yaki.jp

営業時間:9:00~16:00受付 18:00終了 年中無休

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