移住後に知った石垣島の隠れたおすすめ:キバアマガイ

移住後に知った石垣島の隠れたおすすめ:キバアマガイ

こんにちは。石垣島在住の小石です。石垣島の海には多くの貝が生息しています。砂の上を歩くヤドカリを観察するのも楽しいですよね。
貝殻を拾って遊んでいると、近くの岩場にへばりついた丸っこい貝があります。

「キバアマガイ」という、ちょっと怖い名前ですが、カタツムリに似ているので「海のカタツムリ」とも呼ばれています。石垣島では遠浅の海岸に多く生息しています。
でもこの貝、実は知る人ぞ知る、美味しい貝なんですよ。

本州の海でも採れる貝なのですが、主に石垣島の人が食べているそうです。市場に出回る種類の貝ではなく、地元の人が家庭で味わっています。

今回は、この「キバアマガイ」についてご紹介します。

1 キバアマガイとは

マオブネ目アマオブネガイ科の巻貝です。2-3cmほどの大きさです。
貝殻の色は、茶色やクリーム色の地に、薄いピンクや黄色や緑色が混じっています。個体によって差はあるのですが、カラフルで綺麗です。
殻は厚めで、殻高は2cmほどです。

巻貝の成長方向に平行に伸びる螺肋(らろく)が多く刻まれています。
「キバアマガイ」という名前は、殻口に牙があることから来ています。
殻の口の周りには牙の形をした歯が並んでいます。軸唇という貝の内側に続いていく部分にも牙型の歯があります。

2 キバアマガイは海のどこにいるの?

満潮時には海面下になり、干潮時は干上がる場所である潮間帯にある岩の表面に生息しています。

岩に張り付いた小さな藻を食べています。
ゴツゴツした岩の表面にいるものもあれば、凸凹の隙間に隠れているものもいます。

「海のカタツムリ」と言われるだけあって、カタツムリのように動きます。

また、この貝は雌雄異体なので、交尾しているところも多く見られます。

アーサという海藻の多く取れる海に、このキバアマガイも多く生息しているため、同時に採ることができます。
アーサの採り方については、同じブログのhttps://yaeyama.icokinawa.com/2021/03/29/post-6016/
で紹介しています。

3 キバアマガイの食べ方

殻口が狭いため、中身を取り出しにくいのですが、爪楊枝で上手く出すことができると、美味しく食べることができます。

地元の人の方に聞くと、中身を食べるというよりは、お出汁にすることが一般的のようです。
調理のポイントは、旨味がゆっくりと出てくるため、時間をかけて丁寧に煮込むことです。
甘味と旨味の合わさった、とても美味しい出汁が出ますよ。
そのままでも味わえますし、少量の料理酒や醤油ですまし汁にしてもいいし、お味噌汁にするのもおススメです。
天然の貝の旨味が凝縮したスープは、舌も身体も喜ぶ味です。

貝好きなら、一度は食べてみたくなるのではないでしょうか。
殻が大きくても、食すことのできる中身は小さいです。
なので、小さな貝は大きくなるまで、そっとしておいてあげてくださいね。

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