Fuyuです。石垣島の川平(かびら)に住んでいます。私の住まいの近くについていろいろ調べました。そこで分かったことが、川平のあたりはいたるところがパワースポットでした。このきれいな土地は、強い力を持っているようです。
川平湾はミシュランガイド三ツ星!の景勝地です。地元のおばあは、「昔はきれいだったんだけどね」なんて言います。たくさんの観光客を感激させる絶景ですが、昔はもっともっと汚れのない景色だったのだそうです。周辺で紹介できる聖地の中で、観光で来たお客さんでも立ち入ることが許されているのは、「川平観音堂」だけです。それ以外は立ち入ることができません。内地の常識からは想像できないことですが、琉球ではそれが普通です。
川平湾の駐車場周辺にはトイレ、自動販売機、食堂、商店などがそろっています。川平湾は、海底を見せてくれるグラスボートが有名です。ボート業者さん、ダイビングショップ・シュノーケリングショップさんがいっぱいあります。生ジュースやパフェのお店も何軒もあります。
川平観音堂
お堂は17世紀半ばの創建と伝えられています。航海安全と無病息災の観音様として信仰を集めています。<地図>
川平湾の駐車場から、食堂、土産物屋さんなどの並ぶ川平湾入り口に向かうと、観音堂の入り口が見つかります。左右に灯篭が並ぶ小ぶりの参道があり、参道の坂を少し上がったところに小さなお堂があります。観光客でにぎわう川平湾も、そこだけがぽっかりと静寂が支配する空間になっています。川平観音堂の横を進んでいくと、川平湾の写真で知られた展望台があります。
川平観音堂の由来
ここ川平は琉球王府への貢納物を集積する港のうちの一つでした。お堂の背後、絶壁の下が川平港でした。今も何艘ものグラスボートが白い砂浜に乗り上げて並んでいます。
川平港は風待ちをするための湾でもあるので、順風になるのを待つ船が泊まる港でした。
昔、1隻のマーラン船(馬艦船)に乗っていた小僧さんが陸に上がっていたところ、いつのまにか船が出港していました。小僧さんはびっくりして、一生懸命、船が戻ってくるように祈ったところ、願いが通じたのか船は北風に引き戻されて再び港に入ってきました。おかげで、小僧さんは無事に船に乗ることができたそうです。小僧さんは後に和尚になった折、この地に戻ってきて、お礼に観音堂を建てたそうです。
住所:石垣市川平934
最寄りバス停:川平公園前 石垣港の「バスターミナル」より1時間に1本程度です。