こんにちは!ゆるきゃんです。今回の石垣島美らハーブ生活は、ハママーチとフーチバーです。
沖縄・石垣島のハーブ、よもぎのことをハママーチとフーチバーと言います。ハママーチは“琉球よもぎ”、フーチバーは、沖縄の“にしよもぎ”のことです。この2種類のよもぎは、本土(北海道から九州)で見かけるよもぎとは別物です。
昔の沖縄は夏の高温により、お米が細かく割れてしまったので、よもぎを入れ餅つきをして、当時はモチグサと呼ぶフーチバームーチー(よもぎ餅)にして食べていました。現在は、お茶として飲んだり料理に使う薬味として生のまま食べます。沖縄・離島ではフーチバー茶は体調を整えたい時に飲むお茶として親しまれてきました。そこで、ハママーチとフーチバーの二つのハーブをご紹介します。
1.ハママーチ(琉球よもぎ)の特徴
・ハママーチ茶を手軽にお飲む場合
2.フーチバ―の(にしよもぎ)特徴
3.よもぎ風呂に
4.虫刺されに効くよもぎ
1.ハママーチ(琉球よもぎ)の特徴
石垣島のハーブ、ハママーチ(琉球よもぎ)は、見た目がおかひじきに似ているのが特徴で苦味は少ないです。島ではヤギ汁(ヒージャー)やフーチバージューシーに、よもぎをよく入れて食べます。ハママーチに含まれる栄養素は、脂肪分を消化するので脂っこいものを食べた後に、ハママーチ茶を飲むと効果的と言われています。浄化薬草として内臓に優しい効能があります。
・ハママーチ茶を手軽にお飲む場合
生の葉をちぎってピッチャーにいれ30分ほど置いておくと、ハママーチ水(水だしハーブティー)になります。爽やかな香りで飲みやすいです。ハママーチは シンプルな作り方が一番おいしく味わうことができます。生の葉か乾燥させた葉を大さじスプーン1杯を急須に入れ、熱湯を注いで3分すれば出来上がります。乾燥させた葉はジップロックなどにいれ保存すると長持ちさせることができます。よもぎのクセが苦手な場合は、他のハーブをブレンドすることで飲みやすくなりますよ。
2.フーチバ―(にしよもぎ)の特徴
石垣島ではフチィと呼ばれ、ヤギ汁やフーチバージューシー(雑炊・炊込み飯)によく使われる身近なハーブです。にしよもぎは苦みが少ないのが特徴 で、春先から初夏の新芽はやわらかく、えぐみが少ないです。上記のハママーチと同じように使うことができます。
また、フーチバ―は以下のような効果が期待されています。
・整腸作用があり、コレステロールの排出を促す効果がある。
・浄血・造血作用がある、貧血予防や血行をよくし体を温める。
・不溶性食物繊維が豊富で美肌効果も期待できる。
・体を温め血液中の悪玉コレステロールを吸着して排泄させる働きがある。
・体内のナトリウムを排出させる作用があり、高血圧の改善効果も期待できる。
・リラックス効果がある。
3.よもぎ風呂に
生の葉or乾燥させた葉のどちらかを一度煎じてから、入浴剤のようにしてお湯に入れて使います。
もっとカンタンにするなら、生の葉をネットにおさめ湯舟の中に入れ、お湯に入りながら手でもみ込んでも、とてもリラックスできます。
4.虫刺されに効くよもぎ
よもぎに少量の水を加えてすり鉢で汁を出します。そのヨモギ汁を清潔なガーゼかコットンにつけ、蚊に刺された部分に少量つけると痒みとはれがひきます。
よもぎの栄養素はカリウム・カルシウム・鉄・ミネラル、カロテン・ビタミンE・K・B1・B2・Cをふくみ、ほとんどの栄養素があるので活用しない手はないですね。
また、ハーブは植物アレルギーのある方や妊娠中の摂取には注意が必要とされています。
石垣島美らハーブ生活のハママーチとフーチバーはいかがでしたか?
機会がありましたらぜひ試してみてくださいね。