こんにちは!
今回は、10月から旬を迎える沖縄在来種の島かぼちゃを使った、
グルテンフリーカレーをご紹介します。
NHK『きょうの料理』で紹介されていた、料理研究家・白崎 裕子さんの
「さつまいもの塩カレー」を参考にしました。
さつまいもの塩カレー レシピ 白崎 裕子さん みんなのきょうの料理
市販のルウを使わずにサツマイモでとろみをつける、優しい味わいの野菜カレーです。
今回ご紹介するカレーではサツマイモの代わりに島かぼちゃを使いますが、買ってきてすぐのものは、まだ水っぽい状態です。島かぼちゃは保存がきく野菜なので、1週間以上追熟させて余分な水分が抜けたものを使って、市販のカレールウで作ったような濃厚さを再現してみてくださいね。
トマト味がベースのカレーは、お肉やシーフードミックス・ベーコン・ウインナーやポーク缶との相性もバッチリ! お好みの具材を加えて気軽にアレンジしてみてください。
島かぼちゃのグルテンフリーカレーの作り方
[材料 3人分]
1週間以上追熟した島かぼちゃ(皮付き)…250g
玉ネギ…1個(200g)
生椎茸…4枚(正味60~70g)
にんにく(みじん切り)…2かけ分
大根(粗みじん切り)…100g
トマトの水煮缶(カットタイプ)…150g
好みの植物油…大さじ4
[A]
カレー粉…大さじ1~
粗塩…小さじ2~
砂糖…小さじ2
固形コンソメ…1個 (顆粒の和風だし適宜でも可)
ご飯、パセリ…各 適量
[作り方]
- 島かぼちゃは皮付きのままラップし(カットしない方が次の作業がラクです)、600Wの電子レンジで3分ほど加熱します。
火が通ったらスプーンで皮から果肉をすくい取り、フォークで大まかにマッシュします(私が使ったものは加熱後も皮が固かったので、皮は加えませんでした)。 - 玉ネギと石づきを取った椎茸は、粗みじん切りにします。
- フライパンに油を熱し、中火でにんにくと玉ネギを炒めます。
焼色がつき半透明になってきたら椎茸と大根を加え、3分ほど炒めましょう。 - トマトの水煮(汁ごと)と水3/4カップ(コクを出したい場合は、水の半量を牛乳などに置きかえても)を加えます。沸騰したらアクを取って弱火にし、フタをして15分煮ます。
- 火を止め、[A]と島かぼちゃを加えよく混ぜ、再び弱火で煮込みます。
- とろみがついたら味見して、お好みで粗塩・カレー粉を適宜加えます。お皿にご飯とカレーを盛り、パセリをふったら完成です♪
加熱した島かぼちゃは冷凍も可能。
レンジ・自然解凍ともに、味や食感が落ちることなく美味しく使えます。
島かぼちゃのグルテンフリーカレー、お味はいかに?
トマトの酸味が口いっぱいに広がり気分まで明るくなる、朝に食べたい爽やかなカレーです。
グルテンフリーのカレーはサラッとしたスープ状になりがちですが、このカレーは島かぼちゃのお陰で数時間煮込んだようなとろみがついているので、濃厚な食感が楽しめます。
甘口カレーがお好きな方は、コーン缶を汁ごと加えて自然の甘みをプラスしても
美味しいですよ。
コクがほしいときは、味見しながら生クリーム・バター・サワークリーム・粉チーズなどをお好みで加えて、楽しくカスタマイズしてみてください。
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いかがでしたでしょうか?
カレー以外にも、島かぼちゃにはポタージュやグラタン・天ぷら・炒め物など、
様々な楽しみ方があります。
島かぼちゃに豊富に含まれるβカロテンには風邪を予防する働きがあり、βカロテンは油で調理すると吸収率がアップするそうなので、健康面から見ても、こうした調理法は理にかなっているのですね。
2020年も残すところあと2ヶ月ちょっと。もうすぐ年末を迎えますが、忙しい時期は料理に時間をかけられずに野菜が不足しがちです。
そんなときこそ、冷凍保存できて使い勝手がよく風邪対策にもなる、地元・石垣島産の”お助け食材”島かぼちゃを、最大限に活用してみてください。