こんにちは!ゆるきゃんです。今回は沖縄石垣島の「あまがし」をご紹介します。
「あまがし」は、沖縄離島の伝統的なおやつ菓子でぜんざいのことです。
石垣島の夏に黒糖風味のこのおやつ菓子「あまがし」を食べるとホッとします。昔から沖縄では金時豆を煮込んだこの「あまがし」は夏バテ予防に効果があると言われ、長く愛されています。
缶詰の「あまがし」はスーパーで販売され、お供えにも使われます。中身は金時豆・大麦・黒糖・塩などが使われています。
自宅で「あまがし」をつくる場合、押し麦の他に豆類として緑豆、金時豆、小豆などを黒糖と塩で煮つけます。
冬は温めて夏場は冷やしてかき氷にし白玉入りのものが主流で、押し麦ぬきの金時豆のぜんざいが地元の食堂の定番メニューになっています。
今回は金時豆の「あまがし」についてご紹介します。
2.「あまがし」缶を食べてみる
1.あまがしをつくってみよう
(材料)
・金時豆または小豆 1カップ(緑豆でも可)
・押し麦 3/4カップ
・砂糖50g
・黒砂糖 100g
・水 7カップ
・塩 少々
- 金時豆は洗い、一晩水につけ分水を含ませます。
- 押し麦は洗い、ザルにあけ水を切っておきます。
- 1.を汁ごと火にかけて沸騰させたら、汁をゆでこぼします。
- 分量の水を加え、金時豆がやわらかくなるまで煮ます。
- 押し麦を加え、弱火やわらかくなるまで煮ます。
- 砂糖と黒砂糖を加え、10分ほど煮て塩を加えたら5分は煮ます。
「あまがし」は、本州の子どもの日に当たる「グングァッチグニチ(五月五日)」の行事にお供えをするのが習わしです。
[圧力鍋であまがしをつくる場合]
( 材料)
・ 小豆 … 1カップ
・ 押し麦 … 半カップ~1カップ
・ 水 … 5カップ
・ 砂糖や粉黒糖 150gほど(好みで調節してください)
・ 塩 ひとつまみ
(作り方)
1.押し麦はサッと洗ってザルに上げ、洗った小豆は鍋に入れます。
2.鍋に小豆を入れ、火にかけて沸騰して5分ほどでザルに取り出します。
3.分量の水と2の小豆をを圧力鍋に入れ、圧力鍋のフタをしめて火をつけます。
圧力鍋の圧スィッチをセットし、取り扱い説明書のとおりの時間で豆に火を通します。時間がきたら火を止め、圧が落ち着くまでは鍋を休ませます。(フタは開けません)
4.圧が落ちるのを見計らい、フタを開けて鍋に分量の砂糖と塩をひとつまみ入れます。
5.フタをあけたまま弱火で煮詰めながら砂糖を溶かし、全体がなじんだら火を止めて冷まします。
砂糖はお好みによりますが、きび砂糖を使っても味わいがやさしくコクが出ます。
時間をかけて煮るのは金時豆や小豆の昔ながらの特徴ですが、安全で手軽な圧力鍋にを使うことも一案です。
3.「あまがし」缶を食べてみる
実際に「あまがし」缶をあけて食べてみますと、中身はこのようになっています。
食べると金時豆と押し麦が薄甘く懐かしい味わいです。温めても冷やしてもどちらでも食べられます。
『石垣島のぬちぐすい 伝統のおやつ菓子「あまがし」』はいかがでしたでしょうか?
ぜひ機会がありましたら是非お試しください。