こんにちは！西表島在住のminamiです。
西表島で晩夏のお楽しみ、バナナの収穫が始まっています。
お友達から、「台風で倒れた木のバナナがあるので取って行っていいよ」とのお声がかかり、畑に行ってきました。
植物に詳しいお友達が「バナナの樹液は服につくと取れないから、気をつけてね。」と注意してくれたのですが、帰路で不注意により服についてしまいました。
聞けば、島の方や移住して長いベテランさんもバナナの樹液だけはハイターなどで洗濯しても絶対に取れず、一度着いてしまったらその服は諦めるしかなかったそう。
「みんな一度は失敗して後悔してる」「絶対に作業着でしないとね」とのこと。
海に行ったり茂みに入ったりすることが多いので、毎日いつでも汚れていい格好をしているminamiですが、この日はお友達の家に上がるので少しマシにして^ ^;行ったところでした。
たくさん採れたね
ついたら最後？！汚れが落ちない仕組み
今回の内容は、収穫についてではなく収穫によるトラブルのお話です^ ^;
のこぎりで切ったのですが、刃も手もベタベタします。接着剤のようにくっついて、せっけんでは落ちません。
全体的に茶色いシミが付き、拭いても水洗いしてもねばねばが衣類の繊維に絡んでいるようにくっついていました。
時間経過とともに糖分が酸化して茶色く変色するみたいです。一緒に取りに行ったお友達曰く「最強の草木染め」と・・・。
汚れの落とし方を模索
そうは言ってもちょっとは落ちるでしょ。と高をくくりまずは普通に洗濯機で。普段使っている洗剤、食品成分100％。古い家でおそらく洗濯排水はそのまま海に流れてるっぽいので、自然成分のものを使っています。
化学薬品が入っていないので一般に言う洗浄力はないはず。かといって化学薬品なら酵素が落ちるのかというとわかりませんが。
これは、願いむなしく全く変わりませんでした。全くです。甘く考えてました。
ネットで色々調べますが、なかなかあたりづらい状況のせいか情報が見つけられず。
探し回ったところ、酸素系漂白剤（バナナの酵素に酸素が効く）か、最終手段は煮洗いという方法がいいようです。
ただ、煮洗いをやってみたい気持ちはあるけど、大きな鍋がないし、友達が染め物に使っている鍋を借りれそうだけど、アルミ製でおそらく洗剤を入れたら変色してしまうし、あまり時間もかけられないし、そんな色々な事情で酸素系洗剤で落ちれば嬉しいところ。
とにかく酸素系洗剤でつけ置きしてみましょう。
売り物の種類が豊富でない西表島も、エコな洗剤なら容易く手に入ります。
西表エコツーリズム協会さんが置いてくれているので。
無印のケースに洗剤大1ぐらいでひたひたに浸けます。
ちなみに生地は麻です
無理かな～と思っていたのですが、しばらく置いていたら、水が茶色くなっている？！
これは、落ちてきているのでは？！
何度か洗濯液を変えて30分～1時間程度置いた後、引き上げてみます。
う、薄くなってる・・・！！（歓）これは期待できそう～！!
バナナの樹液洗濯まとめ
最終的に、全くわからなくなりましたー！！＼(^o^)／
素晴らしい！！
他のこともしながらなので、結局4時間ぐらい浸けていましたが、そのせいもあってか全体的にベージュからアイボリーに退色しました。
が、傷んだ感じはなくまた着ることはできるのでOK。
無地だったのもうまくいったひとつでしょうね！柄物はわからないです。褪せて着れなくなっちゃうかな？
島の大先輩（生まれも育ちも西表の方）に話したところ、
「知らなかった！いい方法見つけたね」とお褒め（？）の言葉をいただきましたよ！
「今まで何着もダメにしてきたよ」とのことだったので、酸素系漂白剤で落とせることがわかって驚いていました！
翌日、同じ洗剤を買いに行ったそうなので、本当に今まで方法がなかったのだなあと思います。
バナナの樹液で困っていたら、参考にしてくださいね！
機会があればいつか煮洗いも経験としてやってみたいと思います！
そのほうが退色も少ないかもしれませんね。
番外編
青いバナナは吊るして追熟するのを待ちますが・・・
2つ、のこぎりで切る際に傷がついてしまったので青いまま調理してみました。青いうちに使う人もいるそうですよ。
蒸します。
味は・・・じゃがいも？！つぶしてサラダにしました。
甘みはないので、おかずの材料として使えそうですね。わざわざやらなくてもいいかもしれませんが、たくさんある場合はこういう食べ方もいいかもしれません。
写真はありませんが後日、キャンプのときに皮ごと焼いて、バラ肉に巻いて塩コショウで食べましたよ。
これからの季節のバナナを存分に楽しみましょう！
