こんにちは。石垣島在住の小石です。石垣島への移住を考えている方、どこに住みたいか候補は決まりましたか？
車の免許を持っていないなら、もしくはペーパードライバーで運転は怖いという方は、迷わず石垣島の南部の市街地にしてください。市街地の中でも、メイン地区である市役所や八重山郵便局に歩いていける場所がおススメ。そうすれば、買い物や行政の手続きで困る事は無いはずです。
でももし、免許はあるし、車も石垣島まで持っていくか、島で手に入れようと考えているなら、市街地ではなく海や自然に囲まれた地域も候補にしてみてはいかがですか？
１．裏石垣ってどこ？
石垣島の人口は、平地となっている南部に集中しています。そのため、南部だけが市街地となっています。市街地から見た於茂登岳の向こう側は、山の裏側ということで「裏石垣」と呼ばれています。観光地で有名な川平湾も玉取崎展望台も裏石垣に入ります。
平坦な南部地域と違い、北部を中心とした裏石垣は山がちで、ジャングルが残されているところも多いです。
２．裏石垣ってどんなとこ？
でもせっかく石垣島に住むなら、街中ではなくジャングルも海も手の届くところにある裏石垣に住んでみてはいかがでしょう。
裏石垣と言っても、先ほど書きましたように広いので、場所によって違いますが、街まで車で２０-４０分です。石垣島の市街地に住んでいる人からすると、車で３０分なんて遠くて面倒となるようですが、これまでの生活と比較してみたら、車で３０分の移動時間は長いでしょうか？
また、その３０分は街までほとんど信号もなく、もちろん渋滞なんて存在せず、周りは緑の森や山と、青い海と空です。運転が苦手な人でもストレスフリーで運転できてしまう快適な道です。
市街地まではすれ違う歩行者もいないので、窓からの風に当たりながら、好きな音楽を好きなだけ歌うことだってできます。
散歩コースはもちろん自分だけのお気に入りビーチ。近くには牧場もあり、目覚めは牛（石垣牛）の鳴き声なんていうのもよくあること。自生しているパパイヤやオオタニワタリなどの野菜も散歩道中に見つかります。
そしてなんといっても、夜の星空が最高。市街地の灯りが山で遮られるので、空一面が満点の星空で天の川も見えます。明日の天気は星の見え具合でわかっちゃいます。
３．裏石垣での生活って？
裏石垣には、人の住んでいる集落が何か所もあります。インフラが整備されていないと生活は不便になってしまいますが、集落があれば、そこでは当たり前ですが、生活に必要なインフラは整備されています。
下水がない地域も多くありますが、浄化槽が整備されているので、年に一度汲み取り業者さんを呼ぶだけで済みます。中には農業用水が集落の会費だけで使える地域もあります。
快適な生活を手離すことはできないけれども、喧噪や便利すぎる毎日からは少しだけ距離を置きたい。そこで、生きるために何が必要なのか見直してみたい。そんな生活を実現するのに裏石垣はピッタリです。裏って、表からの言葉ですよね。そんなに表が大切ですか？ 裏もいいもんですよ。だって、裏があっての表ですから。
