はいさい!石垣島在住ライターのKUNIです。
今回は、海水浴やシュノーケリングとはまた違った楽しみ方ができる石垣島のビーチをご紹介させて頂きたいと思います。
雄大な岸壁に囲まれた、ガイドブックには載っていない野趣あふれる隠れ家ビーチ 「ナブレの浜」です。
1)「ナブレの浜」の入り口
まず、「ナブレの浜」の入り口は非常に見つけ難いです。
名蔵湾を過ぎて屋良部崎へのカーブを曲がり、御神崎方面へと車を走らせると、5分ほどで路上駐車がたくさんされている場所が見えてきます。その辺りにナブレの浜の入り口があります。
看板などは一切出ていないので、この路上駐車の車たちを頼りに向かいましょう。
車を降りて、辺りの木々をくまなく見ると、赤いマークが記された木を発見できるはず。その木の脇の獣道から、海岸へと下って行く事ができます。
道は少々歩きにくいため、動きやすい服装としっかりした靴を履いておいた方がいいでしょう。サンダルは避けたほうが無難です。
獣道を抜けて海岸に降り立つと、一気に視界が開けて、荒波が打ち付けるビーチが姿を現します。
2)「ナブレの浜」の特徴
「ナブレの浜」は管理が一切されていない手付かずのビーチ。自然そのままの砂浜と、美しい海に踊る荒々しい波が特徴的です。
浅瀬ではありますが、海中には岩盤やサンゴがゴツゴツしており海水浴やシュノーケリングには不向きです。まわりには岩壁がそびえ、木々の間からも大きな岩々が顔をのぞかせています。
風通しがよく、岩壁の間を吹き抜ける風は、背後の屋良部岳の景観も相まってどこか神々しさすら感じさせます。
また、干潮時には海中の岩盤がむき出しになり、多くの海の生き物たちが姿を見せてくれます。
3)ナブレの浜の過ごし方
自然がそのまま残されている海なので、ビーチコーミングが楽しめます。大きな貝殻や流木、漂着物がいくらでも落ちています。
荒々しい波ではサーファーが遊んでいたり、地元のオジイ達が投網をしたりもしています。オジイが言うには、「ミジュン」という魚がよく獲れるそうです。
干潮時には先述のように海の生き物たちが顔を出します。
ヒトデやヤドカリに様々な貝類、それに魚もたくさんいます。観察しているだけでまるで水族館にいるような気分を楽しめるはずです。
ただし、中にはウツボ・ウミヘビ・オコゼなどの危険生物もいます、彼らには見かけても決して近寄らないようにしましょう。
散策するのにもうってつけです。
海岸には石が多く少し歩きづらいですが、ゆっくりで構いませんので15分ほど海岸線を歩いてみてください。
巨大な岩のアーチや、深くえぐれた洞窟状の岩など、冒険心をくすぐられるようなここにしかない景色で溢れています。
岩のアーチを通り抜ける力強い潮風を体いっぱいに浴びながら眺める荒々しい海は、「南海の離島・石垣島」の本来の姿なのかもしれません。
4)まとめ
いかがでしたでしょうか。
ナブレの浜は、一般的にみなさんが石垣島に抱かれているような「穏やかな海、綺麗な砂浜、やさしい潮風…」といったイメージとはまた違った、石垣島の自然の「力強さ」という側面を体感できるスポットでした。
その雄大な風景は一見の価値ありです。ぜひ、お時間のある時には足を運ばれてみて下さい。
最後まで読んで頂きありがとうございました。