Fuyuです。こんにちは。
石垣島最西端、屋良部半島にある御神崎(うがんざき)に行ってきました。石垣島って、どこ行っても景色いいですね。どこでもいつでもうっとりします。そして、灯台はかっこいいし。断崖絶壁と強風は自然の荒々しさを見せつけてくれます。<地図>
御神崎
神が下りてくる聖地御神崎。切り立った崖と、青い海。最高の景勝地の一つです。西表石垣国立公園の一部です。そして石垣島最西端なのでサンセットポイントです。日暮れごろにはたくさんの観光客が集まってきます。オレンジに輝くお日様から長く光の帯が伸びてきます。ロマンチックな景色です。グリーンフラッシュが見られるかもしれません。カップルやグループでお日様を拝みに行くのには最高です。
日が沈んだのちは、あたりは真っ暗になるので、ライトがなければ歩けません。懐中電灯を忘れずに。
海の先には石垣島同様起伏のある西表島が見えています。石垣島と西表島の間の海中は日本最大ともいわれるサンゴの聖地 ダイビングのメッカ、石西礁湖です。春にはテッポウユリとヒルサザキツキミソウが辺りを白とピンクに染め上げます。ここの沖合はマンタに会えることで有名な川平石崎です。
御神崎には観音様の石像があります。1952年(昭和27年)12月8日、沖合で那覇からの貨客船「八重山丸」(40t)が、折からの強風のため遭難し、死者行方不明者35人を出す大惨事となりました。その被害者を悼んで1976年(昭和51年)に観音様の石像と遭難の碑が建てられました。御神崎の景観を愛でた後は、こちらにも手を合わせてください。
御神崎の伝説
岬のすぐ先に岩山があります。そこのてっぺんに直径約2mの岩が載っています。台風などでぐらつくことはあっても落ちたことはないそうです。「ふちぶい岩(姉の頭岩)」です。ここには、いくつもの伝説があります。
むかしむかし崎枝に姉と弟が住んでいました。弟は一日中酒を飲んで働きません。そんな弟を、働き者の姉は、財産を残してくれた祖先に申し訳が立たないので働くよう言い聞かせますが、言うことを聞きません。
そんなある日、姉が畑から帰ってくると、弟は仲間と酒盛りをしていました。怒った姉は、ついに大声で怒鳴りつけました。
弟は逆恨みして家にあったナタで姉の首に切りつけます。
切られた姉の頭は弟の首に食いついて、弟をかみ殺してしまいます。姉の頭はその後空を飛んで御神崎の先の岩に噛みついて現在の姿になりました。……とさ。
御神埼灯台
正式な名称は石垣御神埼灯台(いしがきおがんざきとうだい)です。海上保安庁では「おがんざき」と呼びます。1983年に運用開始されました。光源はLEDで電源は太陽電池を使用しています。11月1日が「灯台記念日」ですが、年によっては灯台の内部が公開されます。
御神崎では常に強風が吹いていますので、足の弱い方、お子さんは要注意です。お子さんは手をつないで歩いてください。
ここはパワースポットです。感受性の強い方にはパワーが合わない場合があります。その時はすぐUターンしましょう。
駐車場、トイレ、自販機はあります。食堂等の店舗・人家はありません。
バス路線はありません。最寄りのバス停「崎枝」までは、直線で2.0kmあります。交通手段は車のみです。