はいさい!石垣島在住ライターのKUNIです!
みなさんは、「山菜採り」をされたことはありますか?
タケノコをはじめ、ワラビ、ゼンマイ、フキ、タラの芽…など、
誰もが一度くらいは、山や森へと採りに出かけられた覚えがあるのではないでしょうか。
実はここ石垣島にも、食用の山菜が生えているんです。
今回は、日本最南(たぶん)の山菜、「ヒカゲヘゴ」について
採取のポイントや調理法なども交えてご紹介させて頂きます。
1)日本最南の山菜・ヒカゲヘゴ
ヒカゲへゴは大型のシダの仲間で、日本では最大のシダ植物だそうです。奄美諸島から八重山諸島にかけての森林部に生えています。
ワラビやゼンマイなどに代表される草本性のシダ植物とは違い、大きな木のように育つことから、木性シダと呼ばれています。
高さは平均で5~6m、最大のものは15mほどにもなるとのこと。
その大きさから恐竜時代に栄えた大型シダ植物を髣髴とさせ、その生き残りと呼ばれることもあります。
そのため観葉植物としても人気が高く、ショッピングサイトなどでは高値で取引もされています。
2)どの部分を食べるの?
ヒカゲヘゴの中で食用となるのは、主に新芽の部分です。新芽は木の幹の先っぽから生えてきます。
新芽と言っても、80cmくらいのサイズだそうです。 一般的なワラビの大きさが15センチ程度ですので、非常にスケールの大きな山菜です。 1本で2~3人前のボリュームはありそうです。
食べ方としては、茹でて灰汁抜きをしたあとに、テンプラや酢の物にすると美味しいそうです。
3)どこで採れるの?
ヒカゲヘゴの生息地は山や森です。
石垣島では於茂登岳、野底岳の近辺に群生していることが多いようです。
実際に僕は於茂登岳の周辺で採取してきました!
採取する際は、枝切り用のハサミを用いると便利です。
デカい。まさにゼンマイの巨大版と言った風貌ですね。
4)ヒカゲヘゴを食べてみよう!
さあ、それではいよいよ実食です!
まずは下ごしらえ。まわりに生えているモジャモジャの毛を綺麗にはがして、茹でて灰汁を取り除きます。
続いて一口サイズにカット。
我ながら良い感じに仕上がりました。
先ほどまでの野性的な雰囲気は全く消え失せて、すっかり美味しそうですね!
では、今回はオーソドックスに天ぷらで頂くことにします。
やはり山菜料理と言えば天ぷらが王道でしょう!
うーん!
想像してたよりもずっと美味しい…!
山菜特有の風味が豊かで、歯ごたえも良く、少し粘り気があって病みつきになる味です。
石垣島の山の恵み、美味しく頂きました。
5)まとめ
今回は石垣島の山菜の代表格、ヒカゲヘゴを紹介致しました。
温暖な石垣島では、一年を通して新芽が生えてくるそうです。
みなさんもぜひ、南国の山の幸を味わってみてはいかがでしょうか。