移住後に知った石垣島の隠れたおすすめ:アテモヤ

移住後に知った石垣島の隠れたおすすめ:アテモヤ

こんにちは。石垣島在住の小石です。「森のアイスクリーム」と言われるアテモヤという果実を知っていますか? 「謎のフルーツ」と呼ばれることもあるそうです。果実なのにアイスクリームってどんな味なのだろう・・・と興味がわきますよね。石垣島へ引っ越すまで、名前さえも知りませんでした。

 

1、 アテモヤってどんな果実なの?

バンレイシ科バンレイシ属です。バンレイシとは英語で「シュガーアップル」と言われる、強い甘みを持つ果実です。別名で釈迦頭(シャカトウ)と言います。
アテモヤは、このバンレイシとチェリモヤという「世界の三大果実」と絶賛される果実をかけ合わせて産み出された品種です。

チェリモヤは「カスタードアップル」とも呼ばれています。シュガーアップルとカスタードアップルをかけ合わせたと聞くと、林檎のような果実を想像するかもしれませんが、林檎とは全く違います。

バンレイシはブラジル名を「アテス」と言い、その「アテス」と「チェリモヤ」の名前を合わせて「アテモヤ」と命名されました。

沖縄が国内生産量トップで、旬は11月~2月になります。石垣島では10月頭から市場に並び始めます。

 

2 アテモヤの味

森のアイスクリームと言われるだけあり、とっても甘いです。熟したアテモヤは20から25度の糖度になるそうです。甘さとともに、ほんのりと酸味もあります。でも、酸味を感じるより、甘さが断然勝ちます。見た目からはここまでの甘さを想像できなかったため、「甘くて美味しい!」と驚いてしまいました。クリーミーな果汁に、カスタードのような果肉です。
種は食べられないのですが、種の周りはさらに甘くて美味です。

3 アテモヤの栄養

カリウムなどのミネラルが豊富に含まれていて、高血圧の予防に良いとされています。
またビタミンCも多く、100g中34mgとシークワーサーと同じくらいです。すっぱくないのに、ビタミンCたっぷりです。
甘い味にもかかわらず、低カロリーであるのも魅力の一つです。

4 アテモヤの選び方

市場で買うなら、熟す前のものを買って、追熟するのがおススメです。緑色の張りのある綺麗なものを選んで、表面が部分的に茶色になるまで追熟させてください。追熟は冷蔵庫でなく常温で行ってくださいね。熟すと、耳たぶぐらいの柔らかさになっています。

 

 

5 アテモヤの食べ方

大きい果実ではないので、半分に切りスプーンですくって食べるのが一般的です。この食べ方とクリーミーな味と色から、「森のアイスクリーム」と呼ばれるようになったんでしょうね。

上品に食べたい場合は、6等分ほどにカットして、ナイフを滑らせながら皮を剥き、種をとってからお皿に盛りつけ、色鮮やかなラズベリーソースなどをかけると、上品なデザートの出来上がりです。

6 まとめ

生産量が少ないことと栽培が難しいこともあり、高級果実とされているアテモヤ。石垣島に旅した際に見つけたらぜひ食べてみてください。見た目と味のギャップに驚くはずです。ちなみに、お値段ですが、高級果実であるのに、旬の季節の石垣島だとビックリするほど安く手に入りますよ。

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