石垣島の観光スポット 宮良川のヒルギ林

Fuyuです。石垣島のヒルギ林に行ってきました。ヒルギ林というと何のことかわからない人、マングローブ林のことです。石垣島の海岸線にはいたるところにマングローブ林がありますが、ここ宮良川の河口付近は大規模です。しかも自然が良く残っています。

内地では、川の両岸が木々に覆われて岸が見えないなんてことはめったにありませんが、石垣島では普通の景色です。その濃厚な緑の中には生物がいっぱい生きています。

マングローブ林

マングローブ林は、亜熱帯気候の地域で、淡水と海水が混じりあう河口の汽水域に発達する林です。マングローブという名前の植物があるわけではなくて、例えば石垣島ではオヒルギ・メヒルギ・ヤエヤマヒルギといった植物を中心に、湿地帯に発達する林をマングローブ林といいます。マングローブ林の足元や後背地には豊富な自然がはぐくまれています。

たくさんのトントンミー(トビハゼ)やシオマネキ、貝類、昆虫、鳥類などが生息し、それらは水害を防ぎ、水質の浄化に貢献しています。

石垣島のマングローブ林

石垣島で代表的なマングローブ林は「宮良川(ミヤラガワ)のヒルギ林」「吹通川(フキトウガワ)のヒルギ群落」「名蔵(ナグラ)アンパル」の3つです。「宮良川のヒルギ林」は、島内最大の川の河口に発達したマングローブ林で、国の天然記念物です。石垣島北部の「吹通川のヒルギ群落」は石垣島で一番大きいマングローブ林です。そして「名蔵アンパル」は国指定鳥獣保護区及びラムサール条約登録地として国際的に重要な湿地と認定されています。それぞれ大規模なマングローブ林で、各種のアクティビティも用意されていますので、いろんな楽しみ方があります。

石垣島には、上記3つのマングローブ林のほかにもいたるところにヒルギ林が在ります。

宮良川のヒルギ林

宮良川のヒルギ林では、先に書いた3種のヒルギが自生しています。オヒルギ・メヒルギ ・ヤエヤマヒルギです。

ヒルギは漢字では漂木と書きます。種子が樹上から海面に落ち、海上を漂い分布を広げるところからついた名前です。

<オヒルギ>

木のまわり、少し離れたところに、人の膝のような形の根(呼吸根)がぼこぼこ地中から突き出しているのが特徴です。樹高は10mぐらいの常緑高木です。もう一つの特徴が、赤いタコのおもちゃのような萼です。

果実はこの萼の内側で成長し、緑色の20cmの棒状になったところで海面に落ち、海流散布により広まります。果実の上方が芽、下方が根となります。マングローブ林の中では陸側に生育します。石垣島では30か所以上で自生しています。

<メヒルギ>

樹高は7m程度の常緑高木です。特徴は幹のまわりに呼吸根として板根があり、泥地にも安定して立つことが出来ます。メヒルギの名前はオヒルギの種子と比べて種子が細くて女性的であるところに由来します。マングローブ林では少し陸側に分布します。鹿児島県から石垣島・西表島までの間で自生しています。石垣島では7か所に群落があります。

<ヤエヤマヒルギ>

分布の北限は沖縄本島です。八重山諸島では最も優勢の種類です。樹高は8mぐらいの常緑高木です。特徴は幹の根元近くからたくさんの根がタコの足のように枝分かれして泥に入っています。

石垣島では約30か所に自生しています。海水に対する耐性が強いので、より海水に近い側や海岸にも生育します。

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〒907-0001 沖縄県石垣市字宮良

石垣港 離島ターミナルと新石垣空港の中間 宮良橋の下。

橋の西詰に駐車場(3台)があり、川に降りる階段があります。

トイレ、売店、自販機等、施設は何もありません。

橋の下に入れば日差しをよけることが出来ます。林の中に入って日差しをよけることは出来ません。

足元はとても滑りやすいのでギョサン、ビーサンはお勧めしません。

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アクティビティ

マングローブカヤックツアーが各種あります。

「宮良川 マングローブカヤックツアー」で検索してください。いくつものツアーが見つかります。

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