移住後に知った石垣島の隠れたおすすめ:琉球冬瓜

移住後に知った石垣島の隠れたおすすめ:琉球冬瓜

こんにちは。石垣島在住の小石です。冬瓜はお好きですか?
大きな「大丸冬瓜」から、小さな「小丸冬瓜」や「ミニ冬瓜」、長細い「長冬瓜」など、いろんな種類の冬瓜がありますよね。本州でも多く栽培されていて名の知れた野菜ですが、沖縄には「琉球冬瓜」という種類があり、「シブイ」と呼ばれて親しまれています。

1 琉球冬瓜ってどんな野菜なの?

冬瓜はウリ科トウガン属の野菜で、熱帯アジアが原産と言われています。旬は6月から8月で、夏に収穫されるのですが、冬まで保存が効くので「冬瓜」と名付けられています。
本州で栽培されている冬瓜は熟すと表面に白い粉がつきますが、琉球冬瓜は熟しても白い粉がつきません。鮮やかな緑色で、いかにも美味しい夏野菜といった趣です。

冬瓜は愛知県や岡山県、千葉県などでも多く栽培されていますが、沖縄県が生産量一位です。
沖縄料理の定番の食材なので、家庭菜園でも多く栽培されるほど、石垣島では身近です。ただ、地肌に伸びるツル性の植物で畑の面積をとるので、ご近所さんの畑は琉球冬瓜に占領されていました。

2 琉球冬瓜の栄養

カリウムを多く含んでいるため、利尿作用があり、高血圧予防に効果があります。ビタミンCも豊富なので、風邪予防にもいいですよね。
低カロリーなので、ダイエット食材としての利用価値も高いです。

3 琉球冬瓜の食べ方

生のままサラダとして食べることもできます。あっさりとした味で、胡瓜より野菜臭さもなく、サクサクした触感があります。

淡泊でクセのない味なので、お肉と煮込むと味がしみ込んでとっても美味しいです。我が家では、豚肉と一緒に煮込むのが定番です。

他の島野菜と一緒にスープにしてもおいしいです。

苦味やクセの強い野菜が苦手というお子さんでも、食べやすい野菜です。うちの子供も野菜に好き嫌いがあるのですが、この琉球冬瓜は文句ひとつ言わずに食べています。

4 琉球冬瓜の保存方法

丸のままの冬瓜は、必ず常温で保存してください。私は新聞紙で巻いて冷蔵庫の野菜室で保存したのですが、1か月後に見てみると傷みが始まっていました。
そのまま棚の上にほったらかしにしていた方は傷んでいなかったので、良かれと思っての冷蔵庫保存が間違っていたようです。

冬まで常温保存が効く冬瓜ですが、一度カットしたら傷みが早いことでも有名です。そのため、カットした面にラップを巻いたとしても、1日ほどで使い切った方がいいでしょう。
でも、大きい冬瓜となると、大家族でも一日で使い切るのは至難の業。
なので、ワタや種を取り除き、皮も向いて、使いやすいサイズにカットしたものを、ジップロックなどの袋に入れて冷凍保存している家庭が多いようです。

それでも、大きい冬瓜だと、冷凍庫を占領されて大変なんですけどね。
知り合いのご家庭は、玄関には丸のままの冬瓜がゴロンと何個も飾られ、冷凍庫にもカットした冬瓜が占領しているそうです。

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