石垣島は秋から冬にかけて島だいこんが市場に出てきます。火通りがよく、煮ると柔らく甘みもある島だいこんは、煮つけなどにするとおいしく、ふろ吹きだいこんにして甘みそにつけて食べてもとてもおいしいです。そこで今回は冬の野菜・島だいこんをご紹介します。
1.島だいこんの特徴
2.島だいこんの食べ方
1.島だいこんの特徴
島だいこんは沖縄の方言でデークニと言います。このだいこんは大型スーパーに通常並んでいるものより小ぶりで、丸みのあるところが特徴的です。まな板の上でカットしやすく、1本は使い切れるサイズと言えます。
大きさによりますが、市場で2本から3本ほどセットになった袋入りで販売されています。また、島だいこんは、表面が白いものと紫色のものとがあります。主に年越や正月の汁物料理に使い、肉や昆布と一緒に煮込まれます。島だいこんはだし汁の味がよく沁み込み、煮くずれしないので使いやすく現在でも伝統料理などに使われています。にんじんと一緒にした紅白なますは正月のお祝いの一品として、また切り干し大根にして炒め煮などにも使われてきました。
2.島だいこんの食べ方
[島のだいこんとにんじんの炒め煮]
(1人分)
・島だいこん30g
・島にんじん20g
・ちくわ(普通の大きさ)1本
・出汁 250cc(水と顆粒だしでもOK)
・白ごま
(調味液)
砂糖・酒・しょうゆ 各3g
(作り方)
①だいこん・にんじん・ちくわは、太めの千切りにします。
②フライパンに油少々を熱し、①を炒める。
③調味液を加え弱火で煮ます。
④水分が飛んで、火が通ったら、ごまをトッピングしてできあがりです。
[島のだいこんとにんじんの紅白なます]
(4人分)
・だいこん 半本
・にんじん 1本
・塩 少々
(調味料)
・酢 大さじ5
・砂糖 大さじ3
(作り方)
①だいこん、にんじんをしりしり(しりしりスライサーを使用)します。
②塩で軽くもんで15分おきます。
③出てきた水を絞り、調味料を混ぜます。1日おいて出来上がりです。
シークワーサーの搾り汁などを加えても香りよくおいしくなります。
[さらに紅白なますが時短で簡単にできる作り方]
①だいこんとにんじんをしりしりします。(しりしりスライサーを使用)
②しりしりが浸かるくらいのミツカンのカンタン酢に漬け込みます。
30分ほどおいたら、できあがりです。
『石垣島のぬちぐすい「島だいこんをいただく」』はいかがでしたか?ぜひ機会がありましたらお試しくださいね。