移住後に知った石垣島の隠れたおすすめ:グミの実

移住後に知った石垣島の隠れたおすすめ:グミの実

こんにちは。石垣島在住の小石です。
「グミ」という、さくらんぼのような赤い実のフルーツを知っていますか?
楕円形のプチトマトにそっくりな大きさや形や色をしています。

私は石垣島に来て初めて知りました。
ご近所さんからおすそ分けで頂き冷蔵庫で冷やしていたら、家族がプチトマトと勘違いして食べてしまいました。プチトマトとは全く違う味なので、びっくりしたそうです。
今回は、このグミについてご紹介したいと思います。

1 グミってどんな果実なの?

グミは、バラ目のグミ科グミ属の果実です。
グミというと、お菓子のグミを思い浮かべる人も多いですよね。お菓子のグミのように弾力がありそうなので、関連しているのかなと思ってしまいますが、残念ながら全くの別物です。
グミとは漢字で「茱萸」と書き、古い大和言葉です。お菓子のグミは、gummiというゴムを意味するドイツ語です。

グミの木には、落葉樹と常緑樹の二種があります。落葉樹は寒さに強いので、北海道を始め全国で栽培されています。常緑樹は寒さに弱いので、暖かな地域で栽培されています。
やせた土地での栽培も可能で、海岸近くでも栽培できます。グミの栽培が石垣島に多いのは、海に囲まれていても育ちやすいからなんですね。
熟する前は青い実です。この状態はまだ渋くて食べられません。

2 グミの栄養

グミにはビタミンが豊富に含まれています。その量はフルーツの中でも上位です。ビタミンE は、抗酸化作用、抗炎症作用があり、脂肪の酸化防止をしてくれるので、生活習慣病の予防に役立ちます。
ほかにもホルモンバランスを整えたり、血行促進にも効果があると言われています。
また、βカロテンも多く含んでいます。βカロテンも抗酸化作用があり、免疫効果の向上に役立ちます。
グミの赤色は、リコピンという赤の色素によるものです。リコピンを含む食物としてはトマトが有名ですよね。リコピンも抗酸化作用があります。

グミを食べると、少なからず渋さを感じます。この渋さは種類によって強い弱いがあるようです。
渋さの原因はタンニンです。タンニンとは植物の種子の中に多く含まれている成分で、ポリフェノールの一種です。

渋さだけでなく、酸っぱさも強いグミですが、これはもちろんビタミンCによるものです。

3 グミの食べ方

子ども頃に、木になっているを採って食べた思い出をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
そのまま、皮ごと食べることができます。

ただ、サクランボのように大きい種があるので、プチトマトのようにガブッとは食べられません。

ジャムにしたり、果実酒にすることが多いようですが、ドレッシングにするのが個人的にはおススメです。
裏ごしをして、サラダ油とお酢と塩を混ぜたら出来上がりです。お酢:サラダ油は1:3の量で作りました。
フルーティーな酸っぱさで渋さも感じられず、赤みが綺麗な美味しいドレッシングになりました。

簡単にできるので、石垣島でグミの実を手に入れることができた際には試してみてください。

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