西表島をドライブ⑤ 県道215号「白浜南風見線」(ナダラ橋~高那編)

西表島をドライブ⑤ 県道215号「白浜南風見線」(ナダラ橋~高那編)

こんにちは。西表島在住の you- です。
シリーズで、西表島の端から端まで、実際にドライブした記録をお届けしています♪

前回、西部と東部の架け橋「(通称)海中道路」を渡り終えて、
5回目の今回からは、いよいよ東部地区に突入です。

画像多め! 皆様も、一緒に島をドライブしている気分で味わってくださいね。

知って走れば、面白さ倍増!!

今回のエリアは、携帯の電波も『圏外』になるような場所。
「木がすごいね、なーんもないね=3」
ただ走ってしまえば、そう思うのかもしれません。

ですが、目線をちょっと変えると、
「あっ!これじゃない(^^♪」と宝探しのように楽しいドライブになるかもしれませんよ。

例えば、こんな看板。

天然記念物「カンムリワシ」の大きな看板です。
ここから先、朝夕の時間帯には特に、電柱のてっぺんに、オブジェのようにカンムリワシが止まっている姿を見られるかもですよ☆彡

動物標識:ヤマネコ注意!

他にも、こんな動物標識が各所に出てきます。


イリオモテヤマネコが生息しているであろう場所に多く立てられています。この看板を見たら、よくよく道路にイリオモテヤマネコの飛び出しがないか、注意して走行してくださいね!

そして、この赤い凹凸のあるゼブラ・ゾーン(振音舗装)は、

通過するときの音や振動で、イリオモテヤマネコに車の存在を知らせるものです。
もちろん車も振動しますから、自然に減速することにもつながります♪

道路にも『ネコ注意』と大きく書いてあります!

西表島で『ネコ』と言えば、イリオモテヤマネコのことですよ~(*^^*)

カンムリワシにも、「ワシャおカンムリ」って怒られないようにしてくださいね!(笑)

交通事故防止モデル区間

先の「おカンムリ」標識があるところから、道路両側に黒いネットが掛けられています。
これは、試験的に設置された、ヤマネコの侵入防止のためのフェンスです。

このあたり約5.5㎞区間が、2014年に多くヤマネコの事故があった場所で、「交通事故防止モデル区間」となっています。この区間の中で、約600mにネットが設置されていますが、それだけでも事故が激減したそうですよ!

ちなみに、先の画像は昨年10月に撮影したものなので、
ヤマネコの事故件数は、2019年が4件(死亡3件・逃亡1件)、2020年は0件でした☆
22年ぶりの0件だそうです👏

が、今年4月21日に、雄ヤマネコの交通死亡事故が確認されました。
交通事故は496日ぶりのことでした。
西表島の制限速度は、時速30~40㎞です。安全運転でお願いします!

橋の『親柱』も面白い!

橋の『親柱』とは、橋の両側に立つ石柱で、橋名や架橋年月日が彫り込まれたものです。
今回のスタート地点近くにある「ナダラ橋」の親柱は、天然記念物セマルハコガメがモチーフではないか?と言われています🐢

こんな感じで、西表島には、大小たっくさんの川があって、橋が架かっていますので、親柱を探しながら走るのも楽しいですよ♪

このナダラ橋からは、西表島の真北にある鳩間島が見えます。

北側の景色は、ここで見納めですね。

では、ここからは、走った道順で紹介していきますよ~!


「ゲータ橋」の親柱に乗っかっている怪しい生物は・・・


天然記念物のキシノウエトカゲです。日本最大のトカゲです!

橋を渡り終わるとすぐに、『大見謝(おおみじゃ)ロードパーク』です。


立派な駐車場もバス停もあり、マングローブ林の中に入れる遊歩道を歩きながら、ゆっくり観察ができます。
キャニオニングというアクティビティーの拠点にもなっていますよ。

「崎田(さきんだ)橋」は、サガリバナの画像。

この橋から沖を見ると、座礁船「テツエイ丸」の姿が。

かなり朽ちて、鉄の塊のようになっていますけれどね。まだしっかりと残っています。

ここから先、海沿いを ずーっと1本道。

もう少し進むと、「ワシャおカンムリ」の看板・事故防止モデル区間が出てきて、
そこから先、昔、日本最南端&最西端の温泉があったことで有名な「西表島ジャングルホテル パイヌマヤ」と「エコヴィレッジ西表」の2つの宿泊施設がある『高那地区』へと続きます。

まとめ

今回は特に、ほぼ1本道の建物もない道でしたが、ゆっくり走りながら、通り過ぎてしまいそうなものたちにも目を向けて、楽しんでいただけたら嬉しいです☆

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