移住後に知った石垣島の隠れたおすすめ:サワーソップ

移住後に知った石垣島の隠れたおすすめ:サワーソップ

こんにちは。石垣島在住の小石です。「サワーソップ」という南国フルーツを知っていますか?
名前からして爽やかで、夏をイメージしますよね。名前の通り、爽やかな味の果実です。
見た目はゴツゴツした棘のある果皮で、小ぶりのスイカや人間の頭ぐらいの大きさがあり、可愛らしい見た目ではないんです。
とはいっても、果皮にある棘は硬いものではなく柔らかいので、触っても痛くありません。

1 サワーソップってどんな果実なの?

サワーソップは、バンレイシ科バンレイシ属の常緑広葉樹です。
バンレイシ属で代表的な果実は、森のアイスクリームといわれるチェリモアやアテモヤです。
アテモヤについてはこちらで紹介しています。
https://yaeyama.icokinawa.com/2020/10/21/post-3319/

棘のあるバンレイシということで、和名は「トゲバンレイシ」とそのままです。「シャシャップ」とも呼ばれています。

アメリカ大陸や、キューバなどの西インド諸島が原産と言われています。
高温多湿の地域で育つため、東南アジアなどでも多く栽培されています。
暖かな地域の方が育ちやすいため、沖縄本島より石垣島の方が栽培に適しています。
5度以下の気温になると、枝や葉に損傷が出て枯れてしまうこともあるそうですが、石垣島ではその心配はなさそうです。

旬は真夏の8月から9月です。

2 サワーソップの食べ方

果皮が深緑色になってきたら収穫できます。収穫後、追熟させます。
冷蔵庫にいれると追熟しないので、必ず室温に置いてください。果皮が深緑色から明るい緑色に変わってきます。
また、果肉は採れたては白っぽいのですが、追熟が進むと黄色く柔らかくなってきます。

パイナップルに似た繊維質の果肉です。

柑橘系の爽やかな匂いが特徴です。酸っぱさとココナッツのようなクリーミーで甘さが合わさった味です。

生でそのまま食べられます。種には毒があるので、食べないようにしてください。種や軸の周辺は苦みがあるので避けた方がいいでしょう。

牛乳、水、砂糖を加えて、ミキサーでジュースにするのもおススメです。乳酸飲料のような味わいが楽しめます。

3 サワーソップの栄養

サワーソップには豊富な食物繊維が含まれています。ビタミンC、カリウム、マグネシウム、鉄なども多く含んでいます。
この栄養価が注目され、最近ではサプリメントに加工されて販売されているようです。

サワーソップはナイアシンも多く含んでいます。このナイアシンですが、酵素の働きを促進する効用があり、エネルギー代謝に必要な栄養素なのですが、多く摂取することの危険性も指摘されています。

東南アジアやハワイでは市場に並ぶことの多いそうですが、日本で見かける機会はほとんどないかもしれません。石垣島でもサワーソップが市場に並ぶことは珍しいです。もし旅先で見かけたなら、迷わず手に入れてはいかがでしょう。

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