こんにちは!しほです。
「沖縄の離島」と聞くと、透き通った青い海やゆったり泳ぐウミガメ、そして海を渡る水牛車を連想する方もいるのではないでしょうか? 私は以前、沖縄県の西表島から行ける小さな島「由布島」で、島から島へ海を渡る水牛車でお客様をご案内する水牛車乗務員として働いていました。
これまで水牛たちの生態をたっぷりご紹介してきましたが、第3回目となる今回は、水牛のおやつ事情や走ったらどれくらい早いのかなど、豆知識をお届けします。
仕事中についついペロリ!水牛が大好きなおやつとは!?
水牛は1日2回のご飯のほかに、おやつをつまみ食いしています。仕事の合間の待機中にペロペロと舐めているのは塩のブロック。鉱塩(こうえん)と呼ばれるもので、1年のほとんどが暑い日となる八重山では、ミネラル補給のために欠かせません。
また、水牛は草が大好きで、スタッフの目を盗んではそのあたりに生えている雑草や芝生を食べます。草の中でも特に、ネピアグラスというイネ科の植物が大好き!刈り取ってくると、匂いを嗅ぎ付けて飛ぶように寄ってきます。ハイビスカスなどの柔らかい植物も大好きで、子牛もハイビスカスを喜んで食べます。
▲生後半年ほどの子牛。好奇心旺盛で、柵の中を縦横無尽に走り回ります
走ると速い!時速○○km!?
仕事中はゆっくり歩いて水牛車を運んでいますが、実は水牛も走れるんです。野生のアジア水牛だと、時速40kmほどの速さで走るそうです。これは、西表島の車道の制限速度とちょうど同じ!こんなに体が大きな水牛が、車やバスに並走してくるところをイメージすると、ちょっと怖いかも!?しれません。
過去の連載でも、いろいろな水牛豆知識をご紹介しています。かわいい水牛たちの、スタッフしか見れない姿をぜひ覗いてみてくださいね。
第1回「元 水牛車乗務員が語る!竹富島と由布島の水牛の違い①」
第2回「元 水牛車乗務員が語る!竹富島と由布島の水牛の違い②」
水牛車に乗れるツアー会社
【由布島|亜熱帯植物楽園】
住所:沖縄県八重山郡竹富町字古見689番地
水牛車ツアー所要時間:片道 15分程度
料金:往復料金 大人/2,000円、子ども(小学生)/1,000円
公式サイト:https://yubujima.com/
【竹富観光センター】
住所:沖縄県八重山郡竹富町竹富441
水牛車ツアー所要時間:20分〜30分程度
料金:大人/3,300円、子ども(小学生)/2,200円、幼児(3歳〜未就学児)/1,600円
※繁忙期料金あり
公式サイト:https://suigyu.net/
※情報は2025年10月時点のものです。最新情報や詳細は公式ホームページをご確認ください。