こんにちは、石垣島のゆるきゃんです。今回は私がオススメの石垣島の料理(?)、「からそば」をご紹介します。
「からそば」とは?
八重山の「からそば」、食べたことはありますか? まず、「からそば」に使われているそばは黄色い麺で、沖縄本島や離島でよく食べられているものです。関東のそばはそば粉がベースになっていますよね? 八重山そばの原料は小麦粉・塩・かんすい・くちなし(色付け)などでできています。
そして、石垣島で有名な「八重山そば」は温かな出汁にそばが入っていますが、「からそば」というのは汁なしの麺になります。そして、缶詰などの具材をからめて食べます。なお、そば自体に卵は入っていませんが、見た目はラーメンの麺の色と変わりはありません。
ちなみに先日のテレビ「秘密のケンミンSHOW」でも「沖縄からそば」が紹介されていましたが、やはりそば(麺)を缶詰の具材とを一緒にビニールの中で合わせる食べ方でした。移住した頃は温かな出汁に入ったそばしか知らなかったのですが、「からそば」のことを知った後、さっそく作って食べてみました。使う材料は以下の3つです。
からそばの材料
・八重山そば
・魚系の缶詰
・石垣の塩
■八重山そば
平打ち面と丸麺があります。切ってみると断面が丸いものが丸麺で、平らになっているものが平打ち面です。食堂で扱っているものは丸麺が多いかもしれません。黄色いので卵が入っていると思いきや、あれはクチナシの色素のようです。材料は小麦、塩・かんすい・大豆油などでできています。
■魚系の缶詰
缶詰はツナ、サバ、サンマなどの魚系がよく合います。缶詰は魚をみそやしょうゆで煮込んであるタイプを使うと更においしいです。ツナに関しては、スーパーに行くと缶詰の種類がものすごく多く、選ぶのに迷うほどです。味付けタイプやオイル漬けの他にスープに漬け込んだものもあります。ツナのゴロッとした味わいを求めるなら、チャンクでないタイプを選ぶといいですね。
■石垣の塩
石垣島産の塩です。ミネラルたっぷりなので、夏の暑さにはぴったりのおいしさになるでしょう。もちろん、からそばはふだん使っている食卓塩でも十分おいしくいただけます。
作り方
1.八重山そばをビニール袋に入れる。
2.缶詰の具材をほぐしながら混ぜ合わせる。
3.ツナ缶の場合は塩で味を調える。
これでできあがり!です。とても簡単な上にすぐ食べられ、おいしいです。そばは生麺ではなく、一度ゆで上げてオイルとからめてあるので、食材と合わせた後にすぐに食べられます。
実際にツナ缶で作ってみたのですが、一緒に塩少々ときゅうりの千切りを入れたりすると更に食感が楽しめます。魚系の缶詰全般は相性が良いです。ほかの缶詰めとの食べ方は、タコライスミートをそばに混ぜてレンジで1分間温めれば、洋食スパゲティを思わせる一品になります。
まとめ
火を使わないこの「からそば」は、麺さえあれば、自宅に常備してある缶詰などで手軽に作れて便利です。台風時にも対応できるし、夏場のキッチンが暑くなる時を思うと、カンタンに作れる「からそば」は、おいしくそしてありがたい時短料理と言えそうです。
今回は、私がオススメする「からそば」をご紹介しました。機会があれば、ぜひ作ってみてくださいね。