こんにちは。石垣島在住の小石です。
南の島の石垣には美味しいフルーツがいっぱいありますが、石垣島でバンチュルって呼ばれているフルーツを知ってますか?
沖縄本島ではバンシル―、宮古島ではバンチキローと呼ばれていて、グァバのことです。同じ沖縄でも、地域によって少しずつ呼び方が違うのは面白いですね。沖縄のグァバの旬は、マンゴーが終わる頃からで8月から10月です。
1.グァバを食べたことありますか?
グァバは缶ジュースもあり、グァバジュースは有名ですよね。アイスクリームとして食べたことがある方もいるはず。石垣島でもグァバを使ったジュースやアイスクリームは、気にして探せば見つけられます。
でも、生で食べたことのある人は意外に少ないのではないでしょうか。私も移住するまでジュースでしか味わったことがありませんでした。それもそのはず、果実のグァバは石垣島でもそんなに出回っていないんです。
石垣島にはゆらてぃく市場という農家さんが直接、農作物を納品できる市場があり、フルーツがいっぱい売っているのですが、そこでもめったにグァバを見ることはできません。
2、生のグァバの食べ方
そんな生のグァバを運よく手に入れたなら、ぜひそのまま食べてみてください。食べ方は簡単です。半分に切ってみると、真ん中に種と柔らかいワタがあります。それを取り除き、皮をむいてから食べるのが一般的です。
でも、そうすると可食部分は少なくなってしまいます。グァバを育てている近所のおばあさんは、そのまま全部食べると言っていました。気にならなければ皮もワタも種も食べられるそうです。
とは言っても、種は固く、食べ過ぎるとお腹を下すそうなので、無理しない方がいいかと思います。
3、グァバのスムージー・生ジュース
ものによっては、甘いものと甘くないものとあります。私が手に入れたグァバは生で食べてみると、甘さが少ないようだったので、スムージーにしました。
皮をむき、少しと氷と、甘さ補充のために蜂蜜を入れて、ミキサーで攪拌すると、あっという間にグァバスムージーの出来上がり。グァバと同量の水を入れると、生ジュースになります。この生ジュースは地元の子どもたちには「薄い!」「水っぽい」と不評でした。
グァバを貴重がる私には美味しかったのですが、飲み慣れている子どもには薄くてケチな味だったようです。
4、グァバの特徴
グァバには、ビタミンCがフルーツの中でも断トツに豊富と言われています。そのうえビタミンAとなるβカロテンも豊富です。さらに、カリウム、カルシウム、マグネシウムなど多種多様な栄養成分も含んでいて、スーパーフードとも言われています。
5.まとめ
ちなみにこのグァバ、とても香りが強いです。キッチンに置いておくと、家中がフルーティーな香りになります。良い香りなのですが、追熟のために常温保存するなら、虫対策のためにもベランダでネットにいれて吊るしておくことお勧めします。
石垣島に来られた際には、ぜひグァバを探してみてください。トロピカルな香りと味で、南の島に来たことを存分に実感できることと思います。