こんにちは!you-です。
今回は、八重山の香辛料、『ヒバーチ』をお伝えしていきます。
『ヒバーチ』とは?
コショウ科のつる植物で、「ヒハツモドキ(別名:ジャワナガコショウ)」が原材料の香辛料です。
「ヒハツモドキ」は、もともと東南アジアが原産なので、沖縄の中でも、気候が温暖な八重山諸島が育つのに適していたようです。栽培はもちろんですが、西表島では、家の垣根や建物の壁につたって、自生しているところも多いですよ。
コショウ科ですから、実をパウダー状にしたものは、ピリッと刺激的なコショウの辛み!があります。さらに、シナモンや八角(ハッカク)に似た香りもあり、その両方が楽しめます。
今では、『ヒバーチ』をかけると、「八重山に居るなぁ~」と、島の味を感じます(笑)
発汗作用があるため、新陳代謝を促し、冷えの改善、胃腸の不調改善などに効果も期待できるそうです。
呼び方は、いろいろ
西表島に移住してきた頃の話。
おばぁの家で、そばをごちそうになっていると、「コショウとってくれ~」と言うので、食卓の調味料入れを探すけれど、コショウはない。「おばぁ、ないよ」というと、「とぅ、それさ!」と『ヒバーチ』を手に取りました。
ここでは、「コショウ=ヒバーチ」のようです!1つ勉強しました!
その時、おばぁに「『ピパーツ』さぁ。そこの垣根にもあるだろう。」と教わったので、私もいまだに『ピパーツ』と言ってしまいます。
「ピパーツ」「ピパーチ」「ヒバーチ」「ヒハチ」「ヒハツ(ヒハツは、別種がちゃんとありますが)」「フィファチ」「ピーヤシ」、呼び方はいろいろあるようです。
使い方は?
沖縄本島で住んでいるときには、あったっけなぁ?という記憶しかないのですが、八重山に移住してからは、おそばを出しているお店には、必ず!と言ってよいほど置いてあります。
定番は、やはり「八重山そば」や「ソーキそば」の香りづけ。
他にも、ちゃんぷるーには、コショウの代わりに使われたり、カレーにも香りが増して美味しくなるし、コーヒーに少量加えれば、シナモンコーヒーのようなフレーバーが楽しめますよ。
画像の若葉は、細く刻んで、じゅーしー(沖縄の炊き込みごはんのようなもの)にも使います。まぶすと、爽やかな香りがします。
西表島のスーパーでは、「地元のお土産コーナー」に
この『ヒバーチ』が気に入った方は、小瓶の商品が、西表島のスーパーでも手に入ります!
もちろん、石垣のスーパーでも新空港でも手に入るようです。
是非、お試しくださいね!