石垣島で三線を買うならどこ? 後編

こんにちは。石垣島在住の小石です。「石垣島で三線を買うならどこ? 前編」では、三線の種類と、石垣島にある三線屋さんを1店舗の紹介をしましたが、今回はもう3店舗紹介いたします。三線を購入しようかなとお考えの方は、ぜひ1店舗ではなく、他のお店も回って、実際に本物に触れてみることをおススメします。

1.糸洌三線屋(いとすさんしんや)

八重山古典民謡保存会の糸洌長章研究所の師範のお店です。2020年6月に、道路沿いのお店から、建物の奥に移転しています。住所は旧店舗と同じ石垣503-1で、居酒屋まるさ本店の横になります。看板が出ていますので、それを目印に建物の奥に入っていきます。

人工皮セットは36000円から、強化張りセットは41000円からあります。本皮の三線は45000円から80万円の高級品まで並んでいます。セットで購入すると、セミハードケースかハードケース、水牛角の爪、チューナーなどがついています。練習用工工四楽譜はついていませんので、別で購入するか、ネットで公開(無料もあり)されているものを探してください。師範の専門店だけあって、上質な三線のみを扱っていると評判です。

2.普天間三味線店

手作りの三線を販売してくれる専門店です。オーダーメイドもできますし、並んでいる三線を購入することもできます。オーナーの普天間勲さんが製作の全工程をお一人でされているそうです。沖縄でも珍しいお店です。3万5千円のお手頃価格の品からウン十万円する高価なプロ用の一級品まで、こだわりの三線を扱っています。売り物でありませんが、馬皮や和紙を張った三線も飾ってあります。お話好きのオーナーが冗談を交えながら三線について教えてくれます。この普天間三味線店の音色が大好きという方も多くいます。390号線沿いの字大浜479-47にあります。

3.八重山三線工房

八重山黒木や八重山ゆし木で作る三線の専門工房です。工房ですので、商品である三線は、事前に見せてほしいと電話する必要があります。三線の棹として高級といわれる黒木は、流通が少なく、今では手に入れるのが難しくなっています。棹の材木は乾燥しているものを使用することが重要と言われています。この八重山三線工房では古民家で使われ何十年も経過した材木を入荷しているそうです。白保の集落の中の、字白保223にあります。始めての方より、玄人向けのお店です。

4.まとめ

三線は、楽器が初めての方でも、五線譜の楽譜が読めない方でも、簡単に演奏できるようになります。奥の深い楽器なので、音を出してからの先が長いようですが、すぐに音を出せるのは気持ちいいですよね。

石垣島の各地ではその土地ならではの八重山民謡があります。芸能の豊かな石垣島で見つけた三線を、島の思い出とともに連れて帰りませんか。インターネットで写真だけで購入するより、思い入れの深い品になるはずです。専門店なので修理もしてくれます。自宅で三線を演奏していると、また石垣島を訪れたくなるはずです。三線の音色は、沖縄の風土とともに生きています。

 

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