移住後に知った石垣島の隠れたおすすめ:シマグワ

移住後に知った石垣島の隠れたおすすめ:シマグワ

こんにちは。石垣島在住の小石です。シマグワという植物を知っていますか?
熟した実を手や口をベトベトにして食べたことの人もいるのではないでしょうか。養蚕や木材、飼料にも利用されてきた、とても役に立つ植物です。

1 シマグワとは

クワ科クワ属の常緑中高木です。本州の桑は冬には落葉して休眠するのですが、シマグワは休眠せず落葉しません。シマグワとヤマグワを同一種とする説と、類似種であるが別種とする説があります。
クワという名前は、葉が食べられるので「食葉(クワ)」、カイコの食べる葉で「蚕葉(コハ)」に由来するそうです。沖縄ではクワーギー、ナンデンシー、八重山ではコンギやナネーズ、宮古島ではバンッギーなど、いろいろな呼ばれ方をして親しまれています。
開花の時期は3月、9月から10月で、実は4月から5月、10月に採種できます。

2 シマグワの効用

生薬としても活用されており、漢方薬としての名称もあります。

●果実・桑椹(そうじん)

アントシアニンやレスベラトロールなど抗酸化作用のあるポリフェノールを豊富に含んでいます。アントシアニンは目の健康維持に効果があります。レスベラトロールは長寿遺伝子の活性化スイッチをオンにできると最近話題になっている成分です。
他にもルティンやゼアキサンチンなどの抗酸化作用のあるカロテノイドも多く含まれています。カロテノイドは目の病気の予防に効果があります。
同じく抗酸化作用のあるビタミンEや、美肌効果のあるビタミンCもたくさん含んでいます。
小さな果実ですが、抗酸化作用に効果抜群の実なんですね。
色の濃い果実の方が、抗酸化力は強いと言われいます。ただ、下痢気味の方は食べ過ぎには注意してください。

 

 

●葉・桑葉(そうよう)

DNJ(1-デオキシノジリマイシン)が含まれていて、糖の吸収を抑えるため、糖尿病の予防に効果があります。便秘解消や動脈硬化の予防にも良いとされています。

●若い枝・桑枝(そうし)

幼枝はタンニンを含んでいて、神経痛やリウマチに効果があります。

●根・桑白皮(そうはくひ)

咳や痰を鎮める効果や利尿作用があると言われています。

 

3 シマグワの食べ方

果実は英語ではマルベリーと言い、甘くて美味です。赤い色はまだ未熟です。黒紫色が成熟した色で食べ頃になります。
そのまま食べるのが一番美味しいと個人的には思っています。日持ちがしないため、ジャムなどに加工されたものが多く出回っていますよ。

お酒に漬け込んで桑の実酒にするのもおススメ。

 

ホワイトリカーでもいいですし、沖縄らしく泡盛に漬け込んでも美味しいです。氷砂糖を一緒に漬け込む方法もありますが、桑の実の天然の甘さだけでも、まろやかな甘さが楽しめます。
お酒に色が移るまで2週間以上は漬け込んでください。長期熟成させたいのですが、つい手が出てしまい、長期熟成はなかなかの難関です。

 

若い葉は天ぷらにしても美味しいと言われています。

お茶にする場合は、葉や幼枝や根を乾燥させて煮詰めてください。
葉は桑の葉茶としても有名ですよね。簡単に採取でき、乾燥させて細かく砕くだけなので、お手軽に楽しめます。急須で入れる味が薄いので、水から長めに煮立たせるのがおススメです。苦さもなく香ばしいお茶ができます。

4 まとめ

養蚕業の衰退とともに、桑の木が減ってしまっていますが、石垣島ではシマグワを見つけることができます。山羊もシマグワの葉が大好物。うちの庭にも、近所の山羊がシマグワの葉を食べに散歩にやってきます。山羊にだけあげるのは勿体ない。ぜひシマグワを見つけたら、手を伸ばしてみてください。

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