石垣島のぬちぐすい ~この島野菜はどんな味~  十角(とかど)へちま

石垣島のぬちぐすい ~この島野菜はどんな味~  十角(とかど)へちま

こんにちは!ゆるきゃんです。「ぬちぐすい」という言葉を聞いたことはありますか?

「ぬち」は命のこと、「ぐすい」は薬のことを指します。「ぬちぐすい」という言葉は、豊かな自然をはじめ、育ててくれた親の愛情、おいしい料理、人の優しさや思いやりのことを指します。心が温もり、元気になるような物事を表わした沖縄の方言です。さて、今回はぬちぐすいのひとつ、島野菜の「十角(とかど)へちま」をご紹介します。

 

石垣島で取れる十角(とかど)へちまを知っていますか?

通常使っているへちまは、角がなく丸みがあるもので使いなじみがありますが、このへちまは珍しく10個の角を持っています。それで、十角(とかど)へちまと呼ばれているんですね。

1.十角へちまとは?

2.十角へちまの味はどんな味?

3.どんな料理に使えるか

1.十角へちまとは

十角へちまの皮は成長するほど硬くなります。その硬さかぼちゃほどではありませんが、皮がむきにくいところを除いては通常のへちまと比べて味の大差なく、料理に使えます。長さは20~50cmまでが食べられるサイズで、それ以上大きくなったものは繊維が硬くなり、食べるには適しません。

2.十角へちまの味はどんな味

通常のへちまには特有の土の香りがありますが、十角へちまの特徴は、その香りがより強いところです。輪切りにするとスポンジのような感触があり、食べると柔らかいタネがあり、そのまわりはフカフカした面白い食感があります。

3.どんな料理に使えるか

チャンプルーのような炒め物や、味噌汁などに合います。みそ炒めも相性が良いです。まだ若いうちの十角へちまは、皮が柔らかいので、角だけを包丁でむいて、輪切りにしてもおいしく食べられます。ただ大きくなって皮が硬くなると、全体をむかないと食べられません。加熱して調理すると、タネと繊維の部分が独特の食感と味わいになります。

・みそ炒め

十角へちまを輪切りにし、油で炒める。

出汁で煮込み、火が通ったら味噌を溶かし入れる。甘めの味が好みの場合、砂糖を少々入れる。

十角へちまがとろりとしたら、できあがり。

手軽にできる十角へちまの炒め物は、味噌の味つけもおいしいですが、出汁と醤油の組み合わせや、つゆの素でもおいしく作れます。

へちまは食べて美容に良く、搾り汁を肌につけても美肌効果があると昔から言われているありがたい野菜です。

 

「石垣島のぬちぐすい ~この島野菜はどんな味?~ 十角(とかど)へちま」はいかがでしたか?機会がありましたら、是非食べてみてくださいね。

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