石垣島のぬちぐすい ヤマン(山芋)

石垣島のぬちぐすい ヤマン(山芋)

こんにちは!ゆるきゃんです。石垣島のぬちぐすいの今回はヤマン(山芋)です。

石垣島では寒くなる時期に市場に出回る山芋があります。この山芋は大薯 (だいじょ) のことを指し、長芋や自然薯(じねんじょ)と同じヤマノイモ科です。島ではヤマン、ヤマンムとも呼ばれ、想像を超える大きいサイズのものから細長く小さいもの、野球のグローブのカタチをしたユニークなものまで形は多様です。大きいものだと10キロ以上あり、1株がひとかたまりの山芋として育ちます。

1.山芋とは

2.山芋を食べるには

1.山芋とは

石垣島でとれる山芋は大薯は、昔からある野菜で海からのミネラル分を豊富に含む土壌で育ちます。大薯の種類は白と紫のタイプのものがあり中身が鮮やかな紫色のもの、皮の部分が紫でも中身は白いものと2種類あります。大薯の特徴は長芋や自然薯に比べてとても粘りが強く味が濃いのが特徴です。加熱しても色は変わらず、紫のものはすりおろすしても淡い紫色です。保存方法については低温に弱いので常温で保管します。

栄養価の高い大薯は昔から薬効があることが知られています。身近な漢方で言う生薬の一つとして山芋のことを「山薬」と表現しますが、普段から手軽に食べられビタミンC、カルシウム、カリウムが多く含まれる野菜は健康面でとても優れていると言えます。

 

買い手は山芋の外見だけでは中身の色の目利きができないので、市場で販売される場合は大薯に「白」「赤」とわかりやすく表示されています。 また沖縄本島では「ヤマンスーブ」という重さを競うビッグイベントが年に1回あります。「ヤマン」は山芋、「スーブ」は勝負のことを言う沖縄の言葉ですが、それほ大薯の存在は大きいのです。

2.山芋を食べるには

山芋はすりおろしてご飯にかけて食べたり、千切りにして生で食べるやり方もよく知られていますが、島では山芋と相性抜群の料理に「スーチカー(豚肉を塩漬けにした沖縄の伝統保存食)」との炒め物があります。

 

<山芋とスーチカーのイリチャー>

 

山芋は皮をむいて半月切りにし酢水につけてアク抜きをします。

スーチカーは、お湯に数回つけて塩抜きします。

(必要な材料)

山芋

スーチカー(豚の塩漬け)

ニラ

醤油

 

フライパンに油をひいてスーチカーと山芋を炒め火が通ったら、刻んだニラを加えます。

仕上げに醤油をお好みでアクセントに味付けします。

シンプルな味付けでもおいしですが、お好みで調味に泡盛や砂糖を加えたり、ゴマ油で炒めてもおいしいです。

スーチカーは公設市場や商店にありますが、今はスーパーにも使い切りサイズのものが販売されています。

沖縄ハムのスーチカーは塩抜きしたタイプなので、すぐに使えて便利です。

 

「石垣島のぬちぐすいの今回はヤマン(山芋)」はいかがでしたか?ぜひ機会がありましたら試してみてくださいね。

 

 

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