移住後に知った石垣島の隠れたおすすめ:カニステル

移住後に知った石垣島の隠れたおすすめ:カニステル

こんにちは。石垣島在住の小石です。卵のようなフルーツと言われている「カニステル」を知っていますか? 南国でもレアな果物とされているカニステルですが、石垣島のゆらてぃく市場で売られていたので、買ってみました。

1 カニステルってどんな果実なの?

カニステルは、アカテツ科オオミアカテツ属の果実で、原産はメキシコなど中央アメリカです。

日本では沖縄を中心に栽培されています。沖縄での旬は1月から4月です。

 

「エッグフルーツ」「くだものたまご」とも呼ばれています。この名前は、味と見た目と栄養価から来ているのだと思われます。
沖縄では「金捨てる」や「蟹捨てる」と、なんとも可哀想な名前で呼ばれることもあるようです。育ててでもあまり売れないかららしいです。
果実の大きさは、小さいもので直径5センチ、大きいものでも10センチぐらいです。

外観も切った後も、見た目は少し長い柿に似ています。
写真は手前が柿で、奥がカニステルです。

 

種も大きな柿の種のようで、艶があります。

2 カニステルの栄養

βカロテンが多く含まれている果実で、ビタミンAに変換され皮膚や粘膜を保護してくれます。
ナイアシンも豊富で、糖質や脂肪の代謝にも効果があります。

フルーツなのですが、サツマイモ以上に炭水化物量が多く、カロリーも高いです。

3 カニステル味

「エッグフルーツ」と呼ばれるように、茹で卵の黄身に似ています。ジューシーというより、モソモソしていて、フルーツにも関わらず水分が欲しくなります。
見た目の色はカボチャのようですが、味はふかしたサツマイモに一番似ています。舌触りはなめらかでクリーミーです。つまり、スィートポテトですよね。アボガトに似ているという人もいます。

私が食べたカニステルはうっすらと甘味もあり、美味しかったのですが、甘味のないものに当たってしまうと「なんだ、このフルーツは」という感想になる人もいるようです。
エグ味があるという方もいるのですが、食べたカニステルにはエグ味は感じられませんでした。

完熟してからでないと美味しくないようです。
買った時は黄色だったので、柿と同じぐらいオレンジ色になり、触ると指が入りそうなくらい追熟させました。購入から2週間ちょっと置いていたはずです。

ヘタを切り落として、スプーンですくって食べることもできますし、カットして食べることもできます。

フルーツっぽくない果実なので、サラダにしたり、スープにしたり、お菓子に活用したりする方もいるようです。ふかしたカボチャやサツマイモと同じ使い方ですね。
私は、生のままペロリと食べてしまいました。

4 まとめ

珍しいフルーツのカニステル。石垣島では手頃な値段で手に入ります。サツマイモか、カボチャか、アボカドか、どれに似ているのか、確かめてみてください。旅の土産話に使えること間違いなしです。

石垣島・竹富町レコメンドカテゴリの最新記事