こんにちは。石垣島在住の小石です。島好きで毎年訪れるリピーターの方が多い石垣島。
観光スポットはほぼ制覇をしたし、次の旅では島の生活に触れてみたいなーと思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか? もしくは、移住を考えていて島ライフに興味のある方もいらっしゃるかと思います。
今回は、北部への入り口に位置する大里集落にある「大里売店」をご紹介します。
この大里売店、地元の雑誌で特集を組まれる、密かな人気店なんです。
1 大里売店の魅力
集落の人々の希望する品揃え
こじんまりとしたお店なのですが、中には商品がぎっしりと綺麗に並んでいます。
この品々は大里売店のある大里集落の住民が必要とする食品や日用雑貨の数々です。店長さんが希望を聞いて品揃えをしているそうです。ビールやたばこの銘柄なども合わせているとのこと。品物を見ていると、大里集落のおじいやおばあの日常が浮かんできます。
新鮮な品々
私が訪れた日は、新鮮な野菜が並んでいました。近くの農家さんが大切に心をこめて栽培した野菜たち。月桃の葉に包まれたオクラに、ネギや茄子など。どれも新鮮でとっても美味しそうでした。
街の専門店からのお刺身にかまぼこ、元気な鶏による産み立ての卵や、手作りのヨーグルトやパンなど曜日ごとに入荷があるそうです。店長さんのこだわりの品が置いてあるのも、このお店の人気の秘訣の一つです。
民具づくり
野菜などの商品を入れてある籠は、全て店長さんの手作り。なんと実は、店長さんは民具づくりの名人なんです。
「やちむん館」という民具を展示するお店で長い間講師をされていた方が、2020年1月から大里売店の店長をされているんです。その店長さんが手作りされた八重山民具の数々をこの大里売店で買うことができます。
月桃の葉やクバの葉を使って製作された民具は、籠や草履やコースターなど様々。
民具づくりのワークショップも開催されているので、自分で製作することもできます。
所要時間ば簡単な物なら1時間。大物になると2日からという物も。本格的なワークショップです。
「子どもでもできますか?」と尋ねると、小学高学年からなら一人でもできるそうです。
手先の器用さが必要なので、低学年は厳しいかもとのことでした。
水飲み場
広場の奥には、可愛らしい水飲み場もあります。この水飲み場は、MMO「マイボトルで 水 おかわり」という、ゴミを減らすエコ活動の給水どころとして登録されています。
石垣市の水道部による水質チェックがされている水が無料で飲めるので、おススメです。
2 大里売店の場所
空港から390号線を北部に3分ほど行くと、左手に手書きで書かれた大里売店の看板が見えます。
看板の矢印に従うとすぐに大里集落の「開拓碑」があります。開拓碑のある広場の前に大里売店はあります。
営業時間は8時から19時。水曜日お休み。
石垣市字白保1794-9
電話 090-6868-0941
民具のワークショップをご希望の場合は、事前にご相談してください。店長さんのお話を聞きながら民具づくりをするのもよし、ドライブの途中で立ち寄って食料を調達するのもよし、都会では味わえない素朴な島の暮らしに触れに来てみてはいかがでしょうか。