石垣島でのお家探し~石垣島の住宅事情~後編

石垣島でのお家探し~石垣島の住宅事情~後編

こんにちは。石垣島在住の小石です。「石垣島でのお家探し~石垣島の住宅事情~前編」では、市街地と市街地でない集落との住宅事情の違い、賃貸物件の相場についてご紹介しました。この後編では、購入の場合の島事情についてご紹介します。

1 石垣島で新築を建てる

好きなエリアの土地を手に入れて、自分の好きな間取りで家を造る。それができれば一番ですよね。

 

 

ただ、こちらの建築単価は本州よりもかなり高額です。材料を本州から運んでくる船代が加算されています。
また、宮古島や石垣島ではホテルなどの新築ラッシュなので、人件のコストも高くなっています。島の人材だけでは足りず本州から呼び集めているため、滞在費もプラスになっています。

そして肝心の土地ですが、市街地では売地が少なく、少しずつですが毎年高騰傾向にあります。北部では売地がまだ多くあるのですが、整地されていない森林状態の土地もあり、その場合は整地のための費用を考えなければなりません。

 

2 石垣島で中古物件を買う

「島だと空き家も多いはず」と考えるかもしれませんが、そう簡単にはいきません。
観光客が上り調子で増えている石垣島では、空き家は民宿などにも利用されるため、一般人が情報を手に入れる前に購入されてしまうことが多々あります。そのため、出回る数が極端に少ないのが実情です。また値段も高めです。

市街地だと、130㎡の土地に庭なしの2階建てで3000万円ぐらいからです。もっと狭い土地で小さな家でいいから安いのを、と希望してもなかなかありません。
市街地を離れると、土地の面積は広くなりますが、値段はあまり下がりません。小さな家であっても2500万円からといった感じです。

3 石垣島の不動産屋さんと、物件の探し方

石垣島に不動産屋さんは、大手のチェーン店から、個人経営まで多数あります。


八重山地区宅地建物取引業者会に登録されている法人や個人の数は56にのぼります。

大手やネットに強いところであれば、ホームページに物件情報が公開されているので、石垣島に住んでいなくても探せます。
ただ、優良物件はネットに出る前に地元の人で決まってしまうことも多々あります。ネットで出回る前に、地元の不動産屋さんでのみ公開されていることもあるのです。それは賃貸も売買も同じです。

可能なら、シェアハウスなどで長期滞在されて家探しをすることをおススメします。
特に、市街地でない地域に移住を考えている場合は、集落によって個性が様々なので、その特徴を知ってからがおススメです。
島に住んで、島の不動産屋にこまめに情報を仕入れにいくことで、理想の物件に出会える可能性が増します。

お家探しは、縁も大きな要素です。任せられる不動産屋さんに出会い、いっぱい相談する。そして、島で知り合った伝手を辿って、引っ越しの情報をいち早く手に入れる。大きな島ではないので、繋がりが繋がりを呼び寄せます。

これを読んでくださった皆さんに、理想の家へと繋がる幸運な縁が訪れますように。

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