こんにちは!ゆるきゃんです。
石垣島の葉野菜に「ニガナ」があります。「ニガナ」は伝統料理や家庭料理に使う沖縄ではなじみ深い葉野菜です。
先日「ニガナ」をはじめて食べたのですが、その名の通り苦みが強いと思い込んでいたところ、それほどの苦みはなくほんのりとした苦味がおいしかったです。
今回はその「ニガナ」をご紹介しながら、伝統料理のカンタンな食べ方や特徴についてもご紹介します。
2.ニガナ料理
1.ニガナの特徴
「ニガナ」は沖縄県内はもとより石垣島でもよく採れ、昔から親しまれている島野菜です。呼び方は沖縄県の方言で「ンジャナ」と言います。
「ニガナ」を使う料理には、和え物以外にイカ墨を使った汁物で昔から親しまれている郷土料理に「イカ墨汁」があります。 「ニガナ」の独特の苦みは、イカ墨と一緒に煮ることでまろやかになります。また「ニガナ」は胃腸を整えたいときや風邪をひいたときにもよく用いられ、古くから薬草としても親しまれてきました。
島内では豆腐の白和えなどに使われることが多い「ニガナ」は、カリウムやビタミンを含む優れた食材です。
濃厚なイカ墨汁は味わい深く滋養があります。見た目は黒いので、はじめて食べる時は驚く人もいますが、コクがありとてもおいしいです。
イカ墨汁の基本的な具材は、豚の三枚肉、島でとれたイカ、「ニガナ」、島豆腐、その他に島野菜が入ることもあります。昆布出汁などで三枚肉や島豆腐を煮込んだ後、具材として使う『アオリイカ』のイカスミを加えます。『イカ墨汁』の味は、濃厚で独特な味わいがあり、イカ墨の質と量で味が決まるので、調味料としては仕上げに塩を少し入れるだけです。そして最後に「ニガナ」や葉物野菜を入れて煮込んで仕上げます。
イカ墨汁と「ニガナ」の相性はよく、コクと旨味が溶け出したおいしさは元気の素で、昔から食生活を支えてきた逸品なのです。
2.ニガナ料理
「ニガナ」の和え物をご紹介します。
[ンジャナバースーネー(ニガナの葉の和え物)の作り方]
琉球王朝時代から用いられてきた「ニガナ」の和え物です。
ンジャナバースーネーは、ほろ苦さがおいしい一品です。
材料(2人分)
・ニガナ5枚
・島豆腐 100g
(塩 少々)
[つくり方]
あらかじめ豆腐の水気をしっかり切ります。
・ニガナは水で洗い、葉を千切りにして水にさらしておきます。
・ニガナの水気を切りボウルにで薄塩をして豆腐をつぶしながら混ぜ込み、なじませればできあがりです。
(ポイント)
島豆腐の塩味は調味料代わりになります。一般の木綿豆腐を使う場合は、塩加減を調整してください。
お好みで白ごまやツナなどを混ぜ込んでもおいしくできます。豆腐とピーナッツバターのコクと甘みの加えてアレンジ白和えをつくることもできます。好みに合わせておいしくいただいてください。
「石垣島のぬちぐすい「ニガナ」を使った伝統料理をおいしく」はいかがでしたか?
ぜひ機会がありましたらお試しくださいね。