
こんにちは!しほです。
「沖縄の離島」といえば、透き通った青い海やカラフルな魚、ウミガメや水牛車を連想する方も多いはず。私は以前、沖縄県の西表島から行ける小さな島「由布島」で、島から島へ海を渡る水牛車でお客様をご案内する水牛車乗務員として働いていました。その後、竹富島の水牛のことも深く知る機会があり、由布島の水牛とはまた違った特徴があることに驚きました!
今回は、由布島と竹富島それぞれの水牛車について、車両の大きさと特徴の違いについてご紹介します。
水牛車の形の違い

由布島と竹富島の水牛車は、車両の形に特徴があります。
由布島の車両は、タイヤが2つしかない二輪車になっているのが最大の特徴です。海の中を進む車両なので、海藻などがタイヤに引っかかってしまわないようにタイヤの数をできるだけ減らした設計になっています。もちろん、2輪でも安全に走行できるよう、とても丈夫なタイヤを採用しています。
一方、竹富島の水牛車は陸上を走行するため、タイヤの数が多くても大丈夫。安定性を確保するために、4〜6輪のタイヤが付いています。
水牛車の大きさの違い

由布島の水牛車は、12〜16人乗り。メスの水牛なら12人定員、オスの水牛なら16人定員の水牛車を牽引します。
一方竹富島では18人乗りの水牛車が集落を練り歩きます。竹富島でお仕事をしているのはオスの水牛だけなんです。ここも大きな違いですね。

八重山にいらした際は、ぜひ水牛車に乗ってゆったりとした時間を過ごしてみてください。自然に囲まれ、三味線の音色を聞いていると、ふっと体の力が抜けてリラックスする瞬間が訪れます。「ああ、わたし、がんばってたんだな。ありがとう。」そう自分自身に声をかけてあげる時間を作ってくださいね。
過去の連載でもいろいろな水牛豆知識をご紹介しています。かわいい水牛たちの、スタッフしか見れない姿をぜひ覗いてみてくださいね。
第1回「元 水牛車乗務員が語る!竹富島と由布島の水牛の違い①」
第2回「元 水牛車乗務員が語る!竹富島と由布島の水牛の違い②」
第3回「元 水牛車乗務員が語る!竹富島と由布島の水牛の違い③」
第4回「元 水牛車乗務員が語る!竹富島と由布島の水牛の違い④」
水牛車に乗れるツアー会社

【由布島|亜熱帯植物楽園】
住所:沖縄県八重山郡竹富町字古見689番地
水牛車ツアー所要時間:片道 15分程度
料金:往復料金 大人/2,000円、子ども(小学生)/1,000円
公式サイト:https://yubujima.com/
【竹富観光センター】
住所:沖縄県八重山郡竹富町竹富441
水牛車ツアー所要時間:20分〜30分程度
料金:大人/3,300円、子ども(小学生)/2,200円、幼児(3歳〜未就学児)/1,600円
※繁忙期料金あり
公式サイト:https://suigyu.net/
※情報は2025年12月時点のものです。最新情報や詳細は公式ホームページをご確認ください。