移住後に知った石垣島の隠れたおすすめ:島バナナ

移住後に知った石垣島の隠れたおすすめ:島バナナ

はいさい!石垣島在住ライターのKUNIです。
みなさんは、沖縄産・石垣島産のフルーツと聞けばどういったものを思い浮かべるでしょうか。
やっぱりパイン、マンゴー、パッションフルーツ…あたりの名前が、真っ先に挙がるのではないかと思います。

これらの定番南国フルーツももちろん美味しいのですが、
実は沖縄では、国産のバナナも育てられているのをご存知でしたでしょうか?
今回は沖縄産のバナナ、通称「島バナナ」についてご紹介させて頂きます。

1.内地ではほとんど出回らない

何を隠そう、僕も石垣島で暮らし出すまでは
この「島バナナ」の存在を全く知りませんでした。
それもそのはずで、島バナナは流通量が非常に少なく、
そのほとんどが沖縄県内で消費されて、ごくわずかしか県外には出回らないのだそうです。

理由としては、島バナナは生育が難しく、農家さん一軒あたりの生産量が低いからだと言います。

そのため大変高価で、価格は一般的なバナナのおよそ10倍(!)とも言われています。

2.島バナナの特徴

島バナナは、一般的な輸入バナナと比べるととても小ぶりです。
基本的に、房のままで販売されている事が多いのですが、
房ごと手に持ってみても、両手のひらにまるごと収まってしまうほど小さいです。

それから、「青い状態のまま」販売されていることも大きな特徴です。
当然この時点では食べ頃とはとても言えず、
きちんと黄色く熟すまで、購入後10日程度は家で「追い熟」をさせるのが一般的なんです。なぜ青いままで店頭に並べるかと言うと、黄色く熟しきった島バナナは、皮が薄くて傷つきやすいからだと言います。
そうなると配送が困難なため、未熟な状態で出回るのが一般的だそうです。

家に置いてある島バナナが黄色く熟すのを、今か今かと待ちわびるのは、このフルーツ特有の楽しさかもしれません。

3.島バナナを食べてみよう!

さて、一週間ほど前に購入しておいた我が家の島バナナもすっかり黄色く熟しました。
それではさっそく食べてみたいと思います。

うーん、美味しい!
甘みと酸味とのバランスが絶妙で、お互いを引き立てあっています。
モッチリとした食感もたまりません。一口ではっとさせられる味わいです。

例えるなら、濃厚なバナナにレモンの酸味を加えた様な味わいとでも言えるでしょうか。
実際に食べてみないとなかなか伝わり難いと思いますが…
とにかく、とっても美味しいです!

4.島バナナが買える場所

そんな希少な島バナナは、一体どこに行けば買えるの?
とお思いになられるかもしれません。
先述の通り生産量は少ない筈なのですが…実は島バナナは、
旬の季節の9~10月になると、石垣島では驚くほどあちこちで売られています。

市街地のスーパーでももちろん買えますが、
石垣島北部の直売所が安くて断然おすすめです。

筆者は明石集落の、野菜直売店で購入することが多いです。

タイミングによっては2本で100円など、普通の輸入バナナとさほど変わらない値段で販売されていたりもしますよ!

5.まとめ

今回は沖縄のレアなフルーツ、島バナナについてご紹介させて頂きました。
その濃厚な食感と、酸味の効いた味わいは、きっと病みつきになると思います。
ぜひ、石垣島にいらした際は、直売所やスーパーで探されてみてください。

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