簡単♪フーチバージューシー 炊き込みご飯&雑炊[レシピ]

簡単♪フーチバージューシー 炊き込みご飯&雑炊[レシピ]

こんにちは!
今回は、沖縄在来のニシヨモギ(フーチバー)を使った、秋の食卓にピッタリな炊き込みご飯と雑炊をご紹介します。

「苦い野草」の先入観を捨てて使ってみると…!

定番沖縄料理の1つであるジューシーには、

クファジューシー(炊き込みご飯) ・ヤファラジューシー(雑炊)

の2種類がありますが、調理法の他に、加える具によってもチンヌク(里芋)ジューシーやカンダバー(かずら)ジューシーなど様々な種類があり、ひとくくりにジューシーといってもバラエティに富んだ味わいが楽しめます。

そんな中でも今回ご紹介するフーチバージューシーは、実は、個人的に一番馴染みのないジューシーでした。

「昔、ばあちゃんが作ってくれたものを1度食べたことがあったかも…」という程度のかすかな記憶しかなく、自分で作ろうにもご飯全体が苦くなりそうで、試したことがなかったのです。

ですが、先日、新鮮なフーチバーを店頭で見かけ、思いきって作ってみることに。いくつかレシピを試し、苦みのほとんどない香り高いジューシーができました。

今回ご紹介する炊き込みご飯と雑炊は、一般的なフーチバージューシーより少し濃いめの味つけのなので、

「普段の料理にフーチバーをムリなく取り入れたい」
「胃腸にやさしくて同時に食べごたえもあるジューシーを作りたい」

という方におすすめのレシピです。

フーチバークファジューシー ( ニシヨモギの炊き込みご飯 ) の作り方

ツナの簡単☆和風炊き込みご飯 by ○maca○ 【クックパッド】を参考にさせていただきました。

ツナのお陰で普通のジューシーのようなコクがあり、食べごたえも◎。
鼻からぬける薬膳風の清々しい香りがクセになる炊き込みご飯です。

材料 炊きやすい分量]

乾燥ひじき…大さじ2 (3g)
フーチバーの葉…15g(茎を除いて)
お米…2合
にんにく…1カケ
ニンジン…1.5cm幅くらい(約20g)
ツナ缶…1缶(70g)
(その他、お好みのキノコや野菜)

[調味料]
濃口醤油…大さじ2
料理酒…大さじ2
和風顆粒だし…小さじ3

作り方
  1. ひじきを15~20分水に浸けて戻します。
  2. ひじきを戻している間に、フーチバーの葉を茎から摘みとって15g用意し、流水で丁寧に両面を洗います。洗った葉の水気を切り、千切りします(繊維質がしっかりしているので、ザク切りより千切りがおすすめ)。ニンジンも千切りし、にんにくはみじん切りにします。
  3. ひじきが戻ったら、水洗いします。
  4. 炊飯器の釜に分量のお米を入れて洗い、先に調味料をすべて加えます。2合の目盛りまで水を注ぎ(固めに炊きたい場合は目盛りのギリギリ下まで)、全体を軽く混ぜます。
  5. ツナ缶(オイルごと)と下準備した材料をすべて加え、混ぜずに炊飯します。
  6. 炊きあがったら全体をしゃもじで混ぜます。混ぜ方が足りないと食べていて急に「にがっ!」となることがあるので、フーチバーが片寄らないようにまんべんなく混ぜましょう

正統派のジューシーには干し椎茸を入れるそうなので「干し椎茸(と戻し汁)あり」と「なし」を作り食べ比べてみましたが、特に味の変化は感じられず、個人的には、むしろ「なし」の方がツナとフーチバーの風味が際立って美味しいように思いました。

フーチバークファジューシー

豚肉や鶏肉のジューシー同様に冷めても美味しいので、おにぎりにしておいて昼ごはんや小腹が空いたときに食べるのにもピッタリ。冷凍保存も可能です。

フーチバーヤファラジューシー ( ニシヨモギ雑炊 ) の作り方

材料 2人分]

ご飯…1膳分
フーチバーの葉…8g(茎を除いて)
ツナ缶…1缶(70g)
☆顆粒和風だし…小さじ2~
☆味噌…大さじ1/2~(少量の水で溶いておきます)
お好みのキノコや野菜…適量
塩…(味見後にお好みで)少々

作り方
  1. フーチバーは葉の両面を流水で丁寧に水洗いし、水気を切って千切りします。
  2. 鍋にご飯を入れ、ご飯の表面から3cmほどの高さまで水を注ぎます(柔らかくしたい場合は、ここで水を多めに加えておきましょう。後から水を加えない方が美味しく仕上がります)。
  3. 弱めの中火にかけてお好みのキノコや野菜を加え、煮立ったら弱火にしてアクを取ります。
  4. 具に火が通り、ご飯がお好みの柔らかさになるまで(必要に応じて水を足しながら)煮込んだら、フーチバーと☆の調味料を加え、静かに混ぜます。
  5. フーチバーに火が通るまで煮込んだら、ツナ缶をオイルごと加え静かに混ぜます。
  6. 味見して、お好みで塩や味噌、顆粒和風だしを加えたら出来上がり♪
    フーチバーヤファラジューシー

そのままでも美味しいですが、ピパーチ(島胡椒)をかけても、複雑な味わいを楽しめます。ツナを加えた後は煮込まず早めに火からおろすと、うま味の強い仕上がりに(๑´ڡ`๑)
体調をくずして食欲のないときでも食べられそうな、お腹にじんわり沁みわたる優しい味わいです。


いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介した2種類のジューシーはツナ缶とフーチバーさえあれば作れるので、忙しくて買い物に出られない日にもピッタリです。

クファジューシー・ヤファラジューシーともに、使うツナ缶は「油漬け」か「油入り水煮」タイプがおすすめ。豚肉や鶏肉のジューシーに劣らない、コクのある、うま味タップリのジューシーに仕上がります。

春だけでなく四季を通して楽しめる沖縄のヨモギ――フーチバーの、香り豊かなジューシー
ぜひ、おうちごはんに取り入れてみてくださいね。

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