みなさまこんにちは。しまパンダくんです。好きな食べ物は笹と竹です。
さて、西表島を含む竹富町では、2020年より「竹富町観光案内人条例」がスタートしました。
簡単に言うと、西表島(竹富町)で自然観光ガイドを行う者は竹富町の許可が必要ですよということ。これは2021年に予定されているユネスコ世界自然遺産登録に備えて創設されたものです。
今回の記事では、竹富町観光案内人条例についてご紹介します。
竹富町観光案内人条例はいつから始まる?
「竹富町観光案内人条例」は2021年4月1日に施行されました。
しかし、新型コロナウイルスの影響により、実際のガイド登録は2021年7月1日~2021年8月31日に延期されています。
竹富町観光案内人条例の対象者は?
観光ガイド全員が竹富町観光案内人免許を取得する必要があるわけではありません。
西表島で一般的なガイドを、免許が必要・不要で区別してみました。
自然環境を主なフィールドとしているガイドが対象ということです。
ダイビングやシュノーケリングは対象なのでは?と思われるかもしれませんが、今回は陸域ガイドを先行して対象とし、海域ガイドは後で追加される予定となっています。
免許が必要なガイド
- カヌー・カヤック・SUPのガイド
- トレッキングのガイド
免許が不要なガイド
- バスガイド・タクシーガイド
- 水牛車観光のガイド
- 集落案内や街歩きのガイド
- 公園などでの星空ガイド
- 海域フィッシングガイド(今後必要になる見込み)
- ダイビングガイド(今後必要になる見込み)
- シュノーケリングガイド(今後必要になる見込み)
竹富町観光案内人条例の免許を取得するには?
観光事業者(ショップの代表者)と観光ガイド(ショップのスタッフ)の双方で免許取得が必要ですが、必要条件は大きく異なります。ショップ代表者も自らガイドを行う場合は、両方の免許取得が必要です。
これにより、自然ガイドの質を高く保つ効果とともに、島外の事業者が簡単に西表島で自然ガイド事業を営もうとすることを防ぐ効果が期待されています。
観光事業者(ショップの代表者)の免許取得条件5つ
- 開業届または法人登記簿謄本
- 3年以上の自然観光案内の実績
- 救急救命講習の受講
- 賠償責任保険の加入
- 地域公民館への所属
観光ガイド(ショップのスタッフ)の免許取得条件2つ
- 救急救命講習の受講
- 水難救助員などの資格(カヌーやSUP、沢遊びなどのガイドのみ)
免許取得ガイドで安全にネイチャーツアーを楽しもう
今回は竹富町観光案内人条例についてご紹介しました。西表島の自然観光ガイドの方は、必ず免許を取得してくださいね。
また、観光客の方はガイドを依頼する際は免許を取得しているか確認するようにしましょう。
免許取得しているガイドと一緒なら、安全で快適な自然体験が楽しめますよ。