こんにちは。石垣島在住の小石です。
沖縄に来たら、必ず目にすると言われているヤモリ。沖縄ではヤールーと呼ばれています。
爬虫類好きにはたまらなく嬉しいでしょうが、苦手な人にはたまらない難点。ヤモリが嫌いで沖縄へ旅行できないという人もいるほどです。
では、石垣島のヤモリ事情は?というと、やっぱりというか、もちろんいっぱいいます。
私の家では、夜になると、ヤモリがパーティーを始めるのかというほど、あちこちを移動し始めます。
では、そんなヤモリをちょっとでも好きになれるように特徴を知っていきましょう。
かくいう私は、移住するまでヤモリが苦手でした。でも石垣島に住むからには、苦手と言っていられません。特徴を知って恐怖感をなくし、良い点を何度も頭に叩き込み、今では捕まえ眺められるようにまでなりました。
1.ヤモリの鳴声
ヤモリは鳴きます。石垣島に住むまで、ヤモリの鳴声なんて聞いてことありませんでした。
なので、引っ越し当初、「キッキッキッキッー」という音が聞こえると、鳥が家の中に紛れ込んだのかと不思議でした。ヤモリの小さな身体からすると、かなりの大きな声です。
2.ヤモリの生息場所
どこにでもいます。壁や天井を走り回っていることが多いです。
トイレのドアを開けると、上から降ってくることもあり驚きます。窓を開けると、網戸にひっついていたりもします。
3.ヤモリの交尾
窓の網戸に引っ付いて交尾しているところを何度も目撃してしまいました。
その後、赤ちゃんヤモリが大量発生。小指の第一関節ほどの大きさのヤモリちゃんたちは、大人のヤモリと違って、昼間にも動き回ったりします。
4.ヤモリの良い点
ヤモリは「家守」というだけあって、家にいる害虫を食べてくれます。そして、基本的には隠れて生活するので、人間に見つかると逃げていってくれます。
5.ヤモリの見た目
沖縄の家の中にいるヤモリはホオグロヤモリという種類が多いです。
このヤモリは白っぽくて透き通るような身体をしていて、縞模様などもないので、ウーパールーパーのようで、どことなく間抜けな印象を与えてくれます。そして良く見ると、愛くるしい顔をしています。
6.ヤモリの困った点
エアコンの内部などにも入り込むため、家電が壊れる原因にもなるそうです。
また、クローゼットの中に入り込み、いつのまにか洋服にヤモリのフンがついている、ということもあります。こればかりはどうしようもないと諦めています。
7.ヤモリの捕まえ方
調理用のザルとまな板を使って、簡単に捕まえられます。そして、庭の虫の多そうな場所へリリース。
紙コップと下敷きを使う人もいます。赤ちゃんヤモリは柔らかく、すぐに潰れてしまうので、まな板より薄い下敷きの方が良いと思います。
8.まとめ
石垣島では虫が多いです。虫が多いということはヤモリなど虫を食べる生き物も多いということです。
これは自然の摂理。この世界では人間だけが生きているのではないということを思い出させてくれる、害のない生物がヤモリです。
ヤモリさんと上手く共存できる人が増えていくことを願っています。