元 水牛車乗務員が語る!竹富島と由布島の水牛の違い①

元 水牛車乗務員が語る!竹富島と由布島の水牛の違い①

こんにちは!しほです。

わたしは以前、沖縄県の西表島から行ける小さな島「由布島」で、島から島へ海を渡る水牛車を操り、お客様をご案内する水牛車乗務員として働いていました。その後、竹富島の水牛のことも深く知る機会があり、由布島の水牛とはまた違った特徴があることに驚きました!

そこで、今回から数回に分けて、由布島と竹富島の水牛の違いについてご紹介したいと思います。八重山の離島に訪れる予定がある方も、ない方も、水牛豆知識を楽しんでいただければ嬉しいです。

十分に調教された大人しい水牛がかわいい!

由布島で働いていた時、お客様からよくいただいていた感想が、「大人しいですね」というものでした。確かに、重い水牛車を文句も言わず大人しく引っ張ってくれて、とってもお利口さんです。これは調教のたまものなんです。

由布島では、生まれた子牛が1歳になる頃から、ベテランスタッフによる調教が始まります。竹富島でも同様で、スタッフさんによる調教が済んだらデビューします。調教を受ける前後の子牛時代に、人間からどんな接し方をされたかによって、人との関係性や人への攻撃性が決まってきます。

どっちの水牛のほうが人慣れしている?

さて、由布島と竹富島の水牛、どちらのほうが人懐っこいと思いますか?あくまでわたしの主観ですが、由布島の水牛のほうが人に慣れていると感じます。由布島では、水牛がお客様に攻撃しないよう、人間を敵だと認識させないように、あえてスタッフとの和やかな触れ合いも交えながら育てます。

そのおかげで人懐っこい水牛が多く、水牛が休憩している柵の中にスタッフが入ると、まだロープで繋がれていない子牛たちが寄ってくるほど!好奇心でいっぱいの純粋な顔で、足元にまとわりついてきます。

水牛と写真を撮りたいけど、どれくらい近づいてもいいの?

由布島の水牛たちは、お客様が「写真を撮っていいですか?」と近くにいらした時も、お尻の横なら寄り添うくらい近くに立っていただいても嫌がりません。

竹富島の水牛たちも大人しく働き者ですが、写真を撮ろうと近付くと、人に慣れていない牛だと「それ以上近づくな」と鼻を鳴らしたりする子も。適度な距離を保って記念撮影すれば、もちろん問題なく大丈夫です。

ただし、どちらの島でも角の周りに立つ時は要注意!角が鋭く硬いので、水牛がちょっと首を振っただけのつもりでも、人間に当たると大怪我につながることも。水牛に悪意はないので、むやみに怖がらず、立つ位置に気を付けてあげてくださいね。

 

次回は、スタッフしか見れない!?水牛のオフの姿や、仕事の後のお楽しみ!水牛が大好きなごはん事情など、引き続き水牛の豆知識や日常の姿をご紹介していきます。どうぞお楽しみに!

水牛車に乗れるツアー会社はこちら

【由布島|亜熱帯植物楽園】

  • 住所:沖縄県八重山郡竹富町字古見689番地
  • 水牛車ツアー所要時間:片道 15分程度
  • 料金:往復料金 大人/2,000円、子ども(小学生)/1,000円
  • 公式サイト:https://yubujima.com/

 

【竹富観光センター】

  • 住所:沖縄県八重山郡竹富町竹富441
  • 水牛車ツアー所要時間:20分〜30分程度
  • 料金:大人/3,300円、子ども(小学生)/2,200円、幼児(3歳〜未就学児)/1,600円
    ※繁忙期料金あり
  • 公式サイト:https://suigyu.net/

 

※情報は2025年8月時点のものです。最新情報や詳細は公式ホームページをご確認ください。

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