こんにちは!ゆるきゃんです。今回の石垣島美らハーブ生活はクワンソウです。
クワンソウは秋にきれいなオレンジ色の花をつけます。葉は石垣島のJAでみかけたりしますが、民家の庭などによく植えられています。クワンソウは睡眠やリラックスに役立つハーブ、今回はその特徴をご紹介します。
2. クワンソウの特徴は
3. クワンソウを扱う時は
1.クワンソウは、どんなハーブ?
沖縄の太陽と大地の恵みを受けてきたクワンソウは、先人の知恵を伝承し続けているハーブです。クワンソウは沖縄の伝統野菜のひとつで、カンジー、ニーブイグサ、アキノワスレナグサ、眠り草とも言います。寝が浅い人やリラックスしたい時に摂るとよく、琉球王朝時代から不眠に効果があるとして薬膳として食べていたようです。今でも、沖縄・石垣島ではクワンソウを豚肉と一緒に煮込んで食べています。
2.クワンソウの特徴は
クワンソウを摂取することは、琉球大学の研究で通常時の1.5倍の熟睡を促進するという科学的データがとれたことがあります。
クワンソウはノンカフェイン、お茶にする時は乾燥させてから煎じていただきます。生では使いません。
使われてきた歴史が長いクワンソウは、火を通して食べたり煎じて飲んだりすると
十分リラックスでき、心身のバランスが整うという効能をもつと言い伝えられてきました。
このことは昔から民間に言い伝えられたため、沖縄のお年寄りは家族の優しさを思い出すような馴染み深い野菜なのです。今も沖縄をはじめ離島の民家の庭先や畑で栽培されています。
3. クワンソウを扱う時に気をつけたいこと
<収穫期>
・葉 冬から春にかけての半年間
・白茎 初春から夏前くらい
・花 秋
クワンソウは茎・葉・花どれも、食用にして使えます。
クワンソウの茎や緑の葉は繊維質が多く、みじん切りにして肉と煮込んだり、和え物にして食べるとよく、ネギに似た歯ごたえで味にクセがありません。花は甘味があり食べると軽い歯ごたえがあり、天ぷらでおいしくいただけます。また、酢の物にしてあえるのもよいでしょう。クワンソウを調理する時は、生で食べるのではなく、必ず火を通してから食べてください。
今回のクワンソウを通して、沖縄の伝統野菜はやはり優れていることを改めて実感しました。生活の中に積極的に取り入れて、おいしく安全にいただき伝統をつないでいきたいと思いました。
石垣島美らハーブ生活のクワンソウは、いかがでしたか?機会がありましたら、是非おためしくださいね。