ハロウィンスイーツ♪島かぼちゃの米粉あんまん[レシピ]

ハロウィンスイーツ♪島かぼちゃの米粉あんまん[レシピ]

こんにちは!
31日に迎えるハロウィンにちなみ、10月は、島かぼちゃを使ったレシピをご紹介してきました。
ハロウィンシリーズ、ラストの今回は、島かぼちゃの優しい風味が味わえる、フワフワの米粉あんまんです。

グルテンフリーのパンミックス粉がなくても、お近くのスーパーで手に入る上新粉でイースト発酵のあんまんが作れるので、
小麦アレルギーだけど中華まんが食べたい
本格的なハロウィンパーティーはしないけど、かぼちゃのおやつでハロウィンの雰囲気は味わいたい
という方にオススメのレシピです。

イーストの力で、米粉でもフワッフワ♡

このあんまんは、以前の記事でご紹介したサーターアンダギーミックスで作るバナナパンケーキのレシピを応用して作りました。

中華まんの「フンワリ」「モチッ」とした弾力を出すために、ベーキングパウダーではなくイーストを使って生地を発酵させています。

下記、[材料]のイースト量が「2~3g」と曖昧な数字になっていますが、量を変えて何度か試作したところ、たった1gの違いで発酵時間と味に大きな差が出たためです。

砂糖の量は同じなのに、より少ない量のイーストで作ったものは(発酵に時間はかかるものの)甘く、かぼちゃのこっくりした風味まで感じられました。
一方、1gイーストを増やして作ったものは、発酵は早く済みますが、かぼちゃの風味が弱くイーストの酸っぱい後味も少し気になりました。

不思議に思って調べてみると、小麦のパンでも同様に、少ないイーストで発酵させたものは素材の味が引き出され味に深みが出るのだそうです。その作用を使い、一晩かけてじっくり発酵させる「冷蔵発酵」という方法もあるのだとか。

冷蔵発酵のメリット
• 時間の調整がきく。
• 小麦のうま味を引き出し、味わい深いパンになる。
• イーストの量を控えるため、イースト特有の匂いを抑えて、小麦本来の香り豊かなパンが焼ける。
• パンの老化が遅く、おいしい状態を長く保てる。
• バゲットなどのハードパンは気泡が入りやすくなる。
冷蔵発酵のデメリット
• 発酵の見極めが必要。
• クラストがややかたく、引きが強いパンになる。
• 焼いたパンの表面に、「フィッシュアイ」や「火ぶくれ」と呼ばれる、ぶつぶつができてしまうことがある。

冷蔵発酵で作るパンレシピ cotta columnより引用

今回の米粉あんまんの発酵時間は長くても1時間20分ほどですが、スピードを優先したいときはイースト3gで、時間に余裕があり味わいを優先したいときは2gで作るのがおすすめです。

島かぼちゃの米粉あんまん 作り方

今月ご紹介してきた他の島かぼちゃレシピ同様、このあんまんにも、1週間以上追熟し適度に水分が抜けた島かぼちゃを使うのがおすすめです。

作り始めるまえに、マフィン型が蒸し器に入るかチェックしておきましょう。
プリン型は蒸し器におさまりやすいので、お持ちの方はプリン型をお使いください。
うちの蒸し器には型が入らなかったので、大鍋の中に裏ごし器を逆さに置き、段差を作って代用しました。

材料 直径7cmマフィン型 6個分]

☆上新粉…100g
☆インスタントドライイースト…2~3g
☆砂糖…40g

★卵…50g
★長芋(皮付き)…60g
★島かぼちゃのペースト…90g (レンジ加熱後、皮を除きフォークでマッシュしたもの)
★サラダ油…20g
★塩…ひとつまみ

粒あん(またはこしあん)…210g

準備

  • 気温が低い時期は、作業開始の30分ほど前に、卵・長芋・島かぼちゃのペースト・あんこを冷蔵庫から出し室温に戻しておきます(低温だとイーストが働きにくいため)。急ぐときは、作り方2が終わった段階で、熱くならないよう気をつけながら人肌程度になるまでレンジで数十秒温めても。
  • マフィン型にアルミカップを敷きます。
  • あんこを35gずつ計量し、丸めておきます。―写真①

作り方

  1. 大きいボウルに☆を入れ、混ぜ合わせます(米粉はふるわずに使えます)。
  2. 別のボウルに卵を溶き、島かぼちゃのペーストを加え、泡立て器で混ぜます(先に混ぜておくとペーストがダマになりません)。
  3. 長芋の皮をむき、すりおろしながら加えます。ボウルを計量器にのせ、残りの★を量りながら加え、泡立て器でよく混ぜ合わせます(1秒間3回混ぜるスピードで1分ほど)。
  4. 1のボウルに2を入れ、泡立て器で混ぜ合わせます(1秒間2回混ぜるスピードで1分30秒ほど)。―写真②
  5. 型に敷いたアルミカップの高さ1/3まで生地を入れ、丸めておいたあんこを真ん中におきます。―写真③
  6. 残りの生地をあんこの上に等分にのせます。―写真④
    島かぼちゃのあんまん
  7. 発酵させます。側面から見たアングルで写真を撮っておくと、発酵前後の高さを比較しやすいです。
    オーブンレンジの発酵機能を使う場合
    イースト3g使用→ラップせずに表面全体に霧吹きをして30分ほど発酵。
    イースト2g使用→ラップせずに表面全体に霧吹きをして50分ほど発酵。
    室温で発酵させる場合
    表面全体に霧吹きをして、下の写真のように支柱になるものを型にのせ、ビニール袋に入れて乾燥を防ぎます(米粉は乾燥しやすく、表面が乾燥すると膨らまないため)。
    島かぼちゃのあんまん発酵
    イースト3g使用→室温(28℃の場合)で40分ほど発酵。
    イースト2g使用→室温(28℃の場合)で70分ほど発酵。
    どちらも生地が1.5倍に膨らんだら発酵完了です。季節によって発酵にかかる時間が変わるので、時間よりも膨らみ具合の方を目安にしてください
  8. 1.3倍に膨らんだ時点で、蒸し器を用意します。
    途中で空焚きにならないよう、鍋の6分目まで水をはり、火にかけます。
    あんまんに水滴がつくのを防ぐため、蒸し器のフタを布巾で包みます。
  9. お湯が沸いたら、発酵が完了した生地を(袋に入れている場合は取り出して)型ごと蒸し器の上段に入れ、強火15~20分ほど蒸します。
  10. 竹串をさして生の生地がついてこなければ、フタを開けた状態で1分間、強火のまま加熱し(卵の生臭さをとるため)、ミトンなどをしてやけどに注意しながら、型を取り出します。
  11. アルミカップを型から出し、網の上で粗熱を取ったら出来上がり♪

島かぼちゃの米粉あんまん お味はいかに?

出来たては、フワフワでモチっとした食感(*^^*) イーストを少なめ(2g)にして作ったものは、噛むほどにかぼちゃのこっくりした風味が広がり、甘い後味が優しく残ります。
島かぼちゃのあんまん
一晩おくと材料同士の味がなじみ、弾力はそのままに、よりしっとりキメ細かくなるので、作った翌日に召し上がるのがおすすめです。

保存のポイント

  • アルミカップを取り、ラップして密閉容器などに入れ冷蔵または冷凍。
  • 温め・解凍の際は、ラップをしたままレンジで10~20秒ほど加熱します(温まり具合をみながら10秒ずつ追加)。
  • 室温解凍よりレンジを使った方がしっとりした食感に戻ります。

今回、描きやすい手作りチョコペンの作り方を見つけてデコレーションもしてみました。
クッキングシートで作るチョコペン 卵・乳製品・小麦不使用 低アレルゲン&低糖質のお菓子研究所トイガルテン
不器用な私でも、ハロウィンモチーフのイラストや、ぱいーぐる(石垣市公認のマスコットキャラクター)をストレスフリーに楽しく描けました♪

(当然ながら^^;)「あんまん&チョコ」の組み合わせは若干ビミョーな味わいでしたが、ハロウィンのイベント感が楽しめるので、クッキーやマフィンをデコレーションする際などに、お気に入りのチョコレートで是非お試しください!


いかがでしたでしょうか?

ホカホカの中華まんは、もうすぐやってくる冬にもピッタリの”あったかおやつ”!
あんこだけでなく、1つ前の記事でご紹介した島かぼちゃのモンブランのクリームを入れて島かぼちゃを”W使い”したり、カレーを入れてカレーまんに、餃子の具を中華風に味付けしたものを入れて肉まんに――と、色んな楽しみ方ができます。

ハロウィンにも寒い日のおやつにもピッタリな、島かぼちゃの米粉あんまん。
おうちで過ごす穏やかなひとときに、ぜひ作ってみて下さいね。

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